商売道具を大事に~喉のために仕事の前はカラオケに行かない
「司会者のこだわり」第13弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「ナレーションのこだわり」でもありますよ!
少し趣向を変えて、喉のケアの話をしましょう。
前回の記事
仕事(声)のことを考えて歌う
喉のケアって大事なことだよね
喋る仕事をしていますからね。
喉が枯れたり、風邪で声が出なくなってはおしまいです。
じゃあ、何が趣向を変えて、なの?
司会者のこだわりだし、いいじゃない!
いえ、喋りのプロの人の喉のケアの話になると、普通だと空気清浄機を使っているとか、部屋の湿度を〇〇%にするとか、喉の調子を一定に保つ話だと思います。
聞いたことあるよ。そういうことを気を付けているんでしょ?
プロって感じがするわ!
・・・私が今回話したいのは
仕事の前はカラオケでシャウトしない!
むしろ
そもそもカラオケに行かない!
ということです。
・・・え?
・・・プロのこだわりとして、レベル低くない?
すみません。
私にとっては死活問題でして。
私が好きな音楽のジャンルがロックなもので、カラオケに行くとどうしても高いキーで歌ったり、シャウトをしたくなったりするんです。
あ、そう
頑張ってね
ちょっと、二人ともつれないですよ!
だって、そんなことプロじゃなくても気を付けるよね
うん。シャウトしなきゃいいだけじゃない
そうは言ってもですね。
司会の仕事をしていると、イベントで歌の好きな人と知り合うことが多くなります。
そういう方達との懇親会と言ったら、必然的に歌う機会が増えてくるんですよ。
その時に好きなロックを歌わないように我慢するってこと?
喉を潰せないものね
いえ、そういう場ではそもそもロックは歌いませんよ。
だって司会で知り合う人は、演歌や歌謡曲が好きな年配の方が多いですから。
ロックを歌っても嫌がられるだけです。
だいいち、そういう場ではプロの方も多いです。
プロの歌手の前で歌うなんて恐れ多くて、私は基本的に歌うことは拒み続けていますね。
歌わないならなんで懇親会の話を出したの!?
歌う機会が増えるって言ってたじゃない!!
歌う機会が増えるとは言いましたが、歌うとは言ってませんよ。
もういいわ・・・
あとは一人でやってね
ちょ、ちょっと待ってください!
冗談が過ぎました!
懇親会とかでなく、「友達や家族と行くカラオケでも、仕事の前には行かない」という、こだわりがあるって話がしたいんです。
最初っからそう言えばいいのに
しょうがないから聞いてあげるよ
もちろん、カラオケに行かざるを得ない時は、喉に負担がないように歌いますけどね。
でも基本的には、収録や舞台の前にはカラオケに行きません。
シャウトしなければいいだけじゃないの?
私が好きな歌がロックなもので、歌うとどうしてもハイトーンボイスやシャウトはついてくると言いますか・・・。
おさえて歌っても楽しくないですし。
それはまぁ分かるけど・・・
ちゃんと発声ができてないから喉の調子が悪くなるんじゃない?
あ、そうかも!腹式呼吸してるの?
・・・二人とも。
ひょっとして、ちゃんと発声ができていたら、喉をおかしくすることはないと思ってませんか?
え?そうでしょ
だってプロの歌手は毎日でも歌ってない?
それは大きな勘違いですよ!
喉は楽器
発声をちゃんとしていても、何時間も何日も喋ったり歌い続けたりしていれば、喉は調子が悪くなってきます。
そうなの!?
知らなかったわ!
私の好きなアーティストが言っていました。
「喉も楽器だから、調子が良い時もあれば悪い時もある」と。
どんな楽器(喉)も、メンテナンスをしないで(休ませないで)、使い続けていたら調子が悪くなってしまいますよ。
名言キタ!
プロの歌手が喉を手術した話、を聞いたことはありませんか?
発声だけではどうにもならないことがあるんです。
言われてみれば、喉の手術でライブが延期、とかニュースで見たことあるわ
私も常日頃から発声には気を付けていますが、喉を酷使すると声がかすれてしまいます。
たとえば、抽選会で盛り上げる大声を何度も出すと、その後はどうしても少し喉の調子が悪くなる、とかですね。
もちろん仕事なので、
喋っているときは次の舞台や収録のことを考えず、とにかく一生懸命やりますけれど。
プロの人たちはいくらでも声が出るんだと思ってた
もちろん発声に気を付けていますし、喉に負担をかけずに声を出しているので、基本的には大丈夫ですよ。
ただ、私の場合はカラオケでロックを歌うと、喉にめちゃくちゃ負担がかかってしまうんです!
それはもう分かったわよ
出ないのに高いキーを無理やり出そうとするし、シャウトで喉を絞って声を出すし、腹式呼吸でお腹から声を出していても、すごく喉が傷んでしまうんです!
た、大変だね!
楽しく歌ったら喉を傷める。
喉を傷めるから楽しく歌えない。
楽しく歌えないからそもそもカラオケに行かない
というこの苦悩を分かってもらえるでしょうか!
まとめ
熱くなりすぎてしまいました。
う、うん、そうだね
もともとが低いキーの歌を歌えば、なんてことないんですけどね。
ロックは高いキーばかりで、私が低い声の人だから、どうしようもありません。
言いたいことを言って、満足したかしら?
ちなみに、私は「龍角散のど飴」を愛用しています。
もし喉を傷めてしまっても、すぐに喉の炎症は治まりますからおすすめです!
以上
「司会者のこだわり 喉のために仕事の前はカラオケに行かない」でした♪