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司会のナレーションを徹底解説~自作の詩をイントロに乗せて

「司会者のこだわり」第32弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は「司会のナレーション」についてお話しします。

 

今回のポイント
  • 司会のナレーションとは
  • イントロに乗せて
  • 5・7のリズム
  • 自作の詩を読む
  • ナレーションがない方が良い場合もある

 

前回の記事

keishu.hatenablog.com

 

ナレーション

司会のナレーション

 

ナレーションが司会に関係するの?

 

映像に合わせて原稿を読むことよね

 

それは一般的なナレーションのことですね。

私もその仕事をやっておりますが、今回紹介するのは『司会のナレーション』についてです。

 

司会のナレーション?

 

歌番組で、曲のイントロに合わせて詩のような文章が読まれているのを、聞いたことはありませんか?

 

ない・・・かな?

 

最近の若い人が見る音楽番組では、あまりありませんかね。

主に演歌や歌謡曲のイントロに合わせて、詩が読まれます。

 

あ、演歌って言われたら、なんとなく分かるかも!

 

曲の世界をより深く、広く、聴衆に伝えるために、詩を読みます。

それをナレーションと言います。

 

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たとえば恋愛の演歌にナレーションをつけるとして

 

愛しちゃいけない人だけど

あなた一筋どこまでも

苦労七坂乗り越えて

ついていきます

この世の果てまで

 

なんて、どうでしょう?

 

すごい!一気に演歌っぽい!

 

これをイントロに乗せて喋ります。

 

イントロの間に言い切れるの?

 

最近の歌はいきなりサビから始まることもありますが、演歌はイントロが長い歌が多いから大丈夫ですよ。

基本的にイントロ内でナレーションはおさまりますが、もしもおさまらなければ、何も言わなければいいんです。

 

言わなくてもいいのね

 

決まりがあるわけではないですからね。

どうしてもナレーションをつけたければ、先にナレーションの文章を読んでから、曲紹介することもありますよ。

 

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5・7のリズム

 

文章の感じが、俳句に似てない?

 

お、そこに気付きましたか。

必ずそうでなければいけないというわけではありませんが、主に5文字・7文字になるように、ナレーションを作ります。

 

なんか、テンポがいいわよね

 

イントロの小節にはまりやすいですし、お客様の耳にも入りやすいんです。

ナレーションの最後のフレーズは、歌のタイトルを言って印象付けるのも、よいでしょう。

 

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自分で考える

 

ナレーションって、その歌ごとに決まっているの?

 

決まってませんよ。

歌の雰囲気に合っていれば、いいでしょう。

 

本か何かで、合うナレーションを調べるの?

 

いいえ、ナレーションは全て自分で考えます

 

自分で!?

 

そのため歌詞が分からないと、歌のイメージがつかめないので、ナレーションを作れないんです。

 

歌詞を書くのと同じじゃない

 

それほど長くはありませんけどね。

それにイメージの大本になる歌詞は、すでにありますし。

 

それでも考えるのは時間がかかるから、前もって準備しないといけないね

 

いえいえ、当日のリハーサルの時に、即興でナレーションを考えることもありますよ。

 

即興で!?

 

事前に歌の情報が何もない時は、仕方ないんですよね。

リハーサルで初めて歌詞を聴いて、0からナレーションを考えます。

 

歌詞だけ分かって作ってきたナレーションをリハーサルで合わせてみたら、歌のイントロが短くておさまりきらない時もあります。

そんな時も即興で、ナレーションの手直しが必要になります。

 

文才がないとやってけないね

 

必要なのは文才と言うより、詩心でしょうか。 

歌詞が良すぎると、ナレーション文章の稚拙さが際立つので、困りものですね。

 

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メリハリ

 

歌謡ショーでは10曲、20曲と歌われます。

ナレーションを入れすぎると、聞いている方は疲れてしまします。

 

歌の世界を、深く、広く、するんじゃないの?

 

歌によってはあえて前奏だけにすることで、歌の世界観が際立つことがあります。

 

ただナレーションを言えばいいってわけじゃないんだね

 

ナレーションを言わない時に、完全に黙るのも一つの方法です。

しかし、ナレーションの代わりに使えるテクニックは、他にもあります。

 

どんなこと?

 

イントロに合わせて、歌の背景を紹介することです。

たとえば「○○年○月発売。第○○回、レコード大賞受賞曲です」と言えば、一瞬ですが歌のことが、ある程度分かりますね。

 

コンパクトに凝縮されているね

 

次の歌を紹介する時に、歌の背景を紹介する時間や、雰囲気がない場面で使えます。

前の歌から曲繋がりで進行した時でも、その歌手の出世作や受賞作をしっかり紹介できます。

 

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まとめ

 

今回のポイント
  • 司会のナレーションとは
  • イントロに乗せて
  • 5・7のリズム
  • 自作の詩を読む
  • ナレーションがない方が良い場合もある

 

「司会のナレーション」についてお分かりいただけたでしょうか?

 

よく分かったよ!

 

これから音楽番組を見る時は注意して聞くわ

 

それにしてもナレーションを自作するなんてすごいなぁ

 

アンタもやってみたら?

 

意外な才能を発揮して、作詞家になっちゃうかも!

 

いいんじゃないの?才能があれば、ね

 

それで印税がっぽがっぽもらって、豪遊生活を送るんだ!

 

・・・

 

次回は、「司会のナレーションで気を付けること」を、お話ししますね!

 

以上

「司会のナレーションを徹底解説~自作の詩をイントロに乗せて」でした♪