マイクの取り扱い方2~マイクの頭とお尻を隠すのはNG!
「司会者のこだわり」第39弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は『マイクの取り扱い方その2』をお話しします。
- マイクのお尻を隠さない
- 頭も隠さない
前回の記事
前回は『音が入っているか確認する時に、マイクを手で叩かない』ことをお話しさせていただきました。
ちゃんと覚えてるよ!
マイクは大事に使わないといけないわね
そこで今回はその続きとして、『音響さんに怒られるマイクの使い方』を紹介します。
そんな乱暴なくくり方でいいの!?
『音響さんに怒られる』は冗談ですが、マイクは適切な使い方をしないといけません。
それを紹介するのね
カラオケでも役立ちますよ!
マイクの取り扱い方
お尻を隠さない
マイクのお尻を、手で隠してはいけません。
お尻?
マイクの一番下の、底のことです。
有線マイクはコードが伸びていますが、無線マイクの場合、ここから電波が出ています。
マイクを持つ時に、そこを手で隠してしまうと、音響(PA)さんから絶対に指摘されます。
電波を阻害してしまうのね
そんな簡単に、人の手で電波が変わるの?
電波は思ったより弱いものなんですよ。
実際の現場では、マイクの電波以外にも、たくさんの電波が飛び交っています。
インターネット(Wi-Fi)の電波や、携帯電話の電波、ラジオの電波など、色々ある中で、マイクの無線電波を送受信しているんです。
これを混線しないように、音響さんが調整しているんです。
地味に凄いことをしてるのね
手でマイクのお尻(電波の発信源)を隠すことによって、少しでも電波が弱くなれば、音響さんは敏感に反応します。
音の良し悪しにも繋がるので、気を付けましょう。
はーい!
ちなみに、カラオケでも、無線に影響はあります。
歌が少しでも上手く聞こえるようにしたければ、下の写真のようなマイクの持ち方は、今すぐやめましょう。
持ち方に気を付ける
ちょうどマイクの持ち方の話をしたので、それについてもう少し、注意点を紹介しましょう。
他にも、マイクの持ち方で気を付けることがあるの?
お尻を隠さない、ってことは覚えたわ
それでは今度は、頭も隠さない、と覚えてください。
頭?・・・マイクの?
そう、マイクの頭です。
どの部分だと思いますか?
お尻の反対だし、マイクの音を拾う、あみあみの部分でしょ
正解です。
喋る時や歌う時に、口を近づける丸いところです。
銀色だったり、黒色だったり、金色だったり、色々な色がありますね。
そこを、手で隠したらダメなの?
そうです。
音を拾う場所なので、手で隠すように持っては、ちゃんとした音が拾えません。
例えば、この写真を見てください。
こんな持ち方をしては、絶対に音響さんから、正しい持ち方に直されます。
正しい持ち方って?
ごく普通の持ち方です。
マイクのお尻を隠さないのは説明した通りとして、頭の丸い部分にも、手が触れないようにします。
それが正しい持ち方なんだ
奇抜なことはせず、普通が一番ということですね!
プロの持ち方は別
マイクの頭を持って歌ってる歌手を見たことあるわ
ロックシンガーやラッパーに、多いですね。
その持ち方はダメなんじゃないの?
プロは別です。
なんで!
ズルい!
全国ツアーをするようなプロは、専属の音響さんを雇っています。
そうなると勝手を知った仲になるので、マイクの持ち方による微調整もお手の物です。
調整できれば問題ないのね
音楽番組は?絶対、専属の音響さんじゃないでしょ
あれはもう、そういうものと思ってください。
何それ、諦め?
有名な歌手は、そういうマイクの持ち方だと、みんな知ってますからね。
プロの歌い方に口を出す人は、まずいません。
有名じゃない方だとしても、リハーサルの時にしっかりと微調整をします。
マイクの持ち方がどうあれ良い音を出す
それが、音響さんの仕事ですから。
結局のところ、音響さんが調整できれば・・・
どんなマイクの持ち方をしてもいいのね
ただし一般の方は、正しいマイクの持ち方をするように、気を付けてください。
音響さんに怒られちゃうから?
怒られなくても、です。
特にカラオケボックスだと、顕著に差が出ますよ。
音を調整してくれる音響さんは、カラオケにはいないのですから!
まとめ
- マイクのお尻を隠さない
- 頭も隠さない
『マイクの取り扱い方その2』について、お分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
マイクの構造を説明してもよいのですが、長くなるし専門的なことなので、省略しました。
それで十分よ。ちゃんと分かったわ
これからカラオケに行った時は、マイクの持ち方に気を付けるよ!
持ち方に気を付けても、元々の歌が上手くないと・・・
ひどい!!
以上
「マイクの取り扱い方2~マイクの頭とお尻を隠すのはNG!」でした♪