ラーメン屋でサインを求められた話~無名の自分はどうする?
「司会者のこだわり」第40弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は40回記念の特別編で、こだわりではなく、『サインを求められた話』をします。
前回の記事
サインを求められた話
普通の司会者はほとんどない
サインって、色紙に書く?
そう、色紙に書くサインです。
え!サイン求められるなんて、芸能人じゃん!
司会者は、いわゆる芸能人ではありません。
そもそも司会者は黒子ですから、タレントさんと一緒に舞台に立っても、サインを求められることなんて普通はありません。
そうなの?
目立たないのね
まぁ、舞台が終わった直後なら「握手してください」とか「一緒に写真を撮ってください」くらいは言われることもありますけどね。
それでも、テレビで見るような芸能人ほど、多くはありません。
でもスゴイじゃん!
応援してくださっているのですから、もちろんありがたいことです。
ですが今回はサインの話です。
詳しく説明していきましょう。
師匠とラーメン屋へ
それは、師匠と一緒にラーメン屋に入った時のことです。
師匠?
深川導運という師匠で、以前このブログで紹介したことがあります。
このブログで紹介してますが、師匠は北海道のテレビに毎日出ていたので、司会者としてではなく、タレントとしての知名度があります。
すごいわね!
北海道に住む500万人が対象のテレビですから、札幌から遠く離れた地方に行っても、師匠を知ってて声を掛けてくださることがあるんです。
一緒に入ったそのラーメン屋も、札幌から140km離れた旭川にあります。
そのラーメン屋で、何かあったの?
分かった!お客さんに声を掛けられたのね!
いいえ、お客さんではありません。
ラーメン屋の店主が、師匠の深川先生のことを知っていたんです。
サインを書く師匠
店主に声を掛けられたんだ
そう言えば、ラーメン屋って芸能人のサインが多い気がするわ
そう、そのラーメン屋も、他にたくさんの芸能人のサインが飾られておりました。
タレントに詳しい店主なんだね
席についてラーメンを頼んだ後に、その店主が声を掛けてきたんです。
「テレビに出ていた深川先生ではありませんか?」と。
もちろん隠す理由などなく、深川先生も「そうです」と答えます。
すると、「いつも見てました」と言いながら、サイン色紙とマッキーを出してきて、「よければサインをください」とお願いしてきたんです。
おぉ~!想像はできるけど、実際に見ることはほとんどない場面
ラーメン屋の店主も慣れてるわね
深川先生も慣れております。
「いいですよ」と言いながら、サラサラとサインを書きます。
まさに芸能人だね!
かっこいい!
しかし、私にとっての問題はここからでした。
深川先生が、自分のサインを書き終わった後に、私に色紙を渡してきたんです。
!?
なんで?
なんでだと思います?
あ、「店主に色紙を渡してきて」ってことかな
残念ながら、私たちはカウンターに座っていたので、店主は目の前にいます。
じゃあ、もしかして・・・
そう。
私にもサインを書くように言ってきたのです。
ご丁寧に、色紙の半分、スペースを空けて。
有名じゃない自分はサインを書くべきか?
へぇ~!それでどうしたの!?
もちろん書いたんでしょ?師匠の言いつけだしね
まさか!
必死で抵抗しました。
私は芸を生業にしている司会者ですが、タレントでも芸能人でも、何でもありません。
ラーメン屋の店主も、深川先生のサインが欲しいだけで、私のサインはいりませんよ!
そうかなぁ・・・面白そうなのに
当時すでに、私は独り立ちしていましたが、知名度は全くありませんからね。
誰か知らない人のサインをもらっても、ラーメン屋の店主だって困っちゃいます。
それはそうね。お店に飾れなくなっちゃう
でもさ、ラーメン屋にはよく知らない人のサインもあるよね
・・・まぁ、そういうこともあるわね
なら同じように、一人くらいよく分からない人のサインがあっても、良かったんじゃない?
身も蓋もないわ・・・
今考えれば、『私の名前を人目に付くようにしてあげたい』って、師匠の心遣いだったのかも知れません。
結局、そのサインは?
師匠の名前が書かれているだけで、全体としてはバランスの悪い色紙になりました。
不肖の弟子ね!
まとめ
『サインを求められた話』について、お分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
こんな感じで師匠が知名度ある方なので、一緒に街を歩いていると、たまに声を掛けられることがあります。
すごい師匠ね
師匠に引き立ててもらって、今の私があります。
お応えできるように、これからも精進していかないといけませんね!
じゃあ、いつかサインを求められたら、ちゃんと書いてね!
そ、それはちょっと・・・
引っ込み思案!
「ラーメン屋でサインを求められた話~無名の自分はどうする?」でした♪