模試の種類を解説!自分に必要な模試を選んで受験しよう!
「正しい勉強の仕方」第22弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は『模試の種類』についてお話しします。
- 模試は学年別に異なる
- 模試の種類を解説
- 自分に必要な模試を受験しよう!
前回の記事
学年による模試の違い
模試の種類?
模試と一口に言いますが、様々な模試があります。
中学生で受験する模試も色々ありますが、今回は一番種類が多い、高校生向けの模試で説明します。
まず、『高校一年生』『高校二年生』『高校三年生・卒業生』で3パターンに分かれます。
細かく分かれてるのね
学習の進み具合が違いますからね。
模試で出る範囲が違うため、学年ごとに分かれております。
『高校一年生』『高校二年生』
『高校一年生』や『高校二年生』の模試は、学校として学年全員で受けることがほとんどだと思います。
塾にでも行ってなかったら、自分でわざわざ模試を受けようとはしないよね
『高校一年生』や『高校二年生』の模試は種類が全然多くありません。
基本的には年に3回ほど行われる『記述式模試』だけになります。
それだけなの?
細かく言うと、違います。
一般向けとは別の難しい模試をしたり、予備校によってマーク模試をしたり、回数を増やしたりと、少しずつ異なっています。
ですが、普通の学生は『記述式模試』だけだと思っていただいて構いません。
種類が増えるのは、『高校三年生・卒業生』になってからです。
『高校三年生・卒業生』
たくさん種類があります。
多すぎて、何を受験したらよいか、最初は分からないくらいです。
どんなのがあるの?
大きく分けると『マーク模試』『記述式模試』『大学別模試』『医学部模試』などですね。
な、何がなんだか・・・
予備校によっても違いますが、『マーク模試』『記述式模試』は年に3回~4回行われます。
『大学別模試』は年に1回が多いですが、2回やる『大学別模試』もあります。
東大と京大だけは、ほとんどの予備校で年に2回行われますね。
どれを何回受けたらいいんだろう?
それをこれから説明していきましょう。
ちなみに模試の種類とは話がそれますが、アドバイスです。
高校三年生になったばかりの人は、ここで卒業生も対象の模試を受験することになるため、それまでよりも偏差値が下がるのが普通です。
落ち込みすぎず、勉強していきましょう!
- 『高校一年生』『高校二年生』は記述式
- 『高校三年生・卒業生』は模試の種類が多くなる
模試の種類
『マーク模試』
これはセンター試験対策になる模試です。
マークシートの模擬試験ってことだものね
センター試験は難しい問題を出しすぎない決まりがありますので、この『マーク模試』もそれなりの難易度の問題がメインとなります。
簡単ってこと?
ズバリそうです。
問題も選択式なので、国公立で記述式の大学を受験する場合は、あまり役に立ちません。
なんとなくでも、分かっちゃうことあるものね
センター利用で私立大学の合格を目指している受験生には、受験する価値があるかも知れません。
そうでもなければ、この後に出てくる『記述式模試』を受ければ、わざわざ『マーク模試』を受験する必要はありません。
言い切るね
現に私も、一度も『マーク模試』を受験したことがありません。
難しい大学を受験する生徒たちが、このような思考で『マーク模試』を避けます。
つまり平均のレベルが下がります。
『マーク模試』で出る結果は、あまり当てにし過ぎないように気を付けましょう。
ただし、センター試験の予行練習として受験するのは、ありかと思います。
そうよね。マークシートに慣れておかないといけないわ
ですがその場合でも、各予備校でセンター直前に行われる、『センター模試』を受ければ事足ります。
そんなのがあるの?
年に3回行われる『マーク模試』とは別に、本番直前に行われています。
マークシートに慣れるだけなら、それで十分でしょう。
以上のように、センター利用で私立大学の合格を狙う方以外には、あまり受験する価値のない模試となります。
『記述式模試』
受験生のメインとなる模試
受験生はこの『記述式模試』をメインに受験していくことになるでしょう。
記述式ってことは、全部書かなきゃいけないの?
記述式と言っても、ちゃんと選択問題もありますよ。
ア~エの中から正解を選ぶ問題とかですね。
そ、それなら、なんとかなるかな・・・
この『記述式模試』は受験する人が多いので、模試で出る結果も、そこそこ信頼できるものになります。
そしてほとんどの予備校で、先に挙げた『マーク模試』と合わせて、より精密に志望校判定を行えるようにできています。
それはいいわね!一回の模試だけじゃ、正しく判定されない気がするし
予備校側としては、『マーク模試』をセンター試験代わりに。
『記述式模試』を、国公立の二次試験代わりに、受けて欲しいのでしょうね。
ホントだ!ピッタリじゃん!
とは言っても、先ほども話したように『マーク模試』は、ほとんど受ける必要がありません。
時間には限りがありますので、受験する価値がある模試だけ、受験しましょう。
模試での志望校判定に関しては以前このブログで書いたのをご覧ください。
最難関大学受験者は『記述式模試』を受ける必要はない?
ちなみに、私は受験生の時に、この記述模試も受験しませんでした。
え!どうして?
母数が多い模試だから、信頼できるって言ってたじゃん!
受験する予定の大学に比べて、レベルと問題傾向が適していなかったからです。
『東大』『早稲田』『慶應』と最難関の大学を受験するのであれば、模試の母数が多くても少なくても、一切関係ありません。
そうなの?
むしろ母数が多い方が、自分の成績が全体の上位になってしまい、偏差値70オーバーしか出ないので、参考にならないのです。
す、すごいこと言うね・・・
次に説明する『大学別模試』であれば、そのレベルの受験生だけで比べることになります。
そのため偏差値が細かく上下して、自分の正確な学力が分かりやすくなります。
私の友達でも、『記述模試』を受験している人は、全くいませんでした。
難しい大学を受験する人ならではの悩みね
誤解されないように付け加えますが、最難関の大学を受験する人以外には、この『記述模試』は最適な模試になります。
可能な限り予定を調整して、受験していきましょう。
『大学別模試』
大学ごとに、模試があるんだね
難しい大学だけなのね
歴史も長く、その地域で一番の大学です。
つまり目標に設定されやすい大学というわけです。
- 受験する生徒が多い
- 入試に各大学の特徴が現れる
- 予備校も的中を狙って問題を作る
この3点の理由から、『大学別模試』は利用されます。
その大学を受験する人は、絶対に受けた方がいいの?
もちろんです。
なんとしてでも、受験してください!
そ、そこまで・・・!
さらに、各予備校でも『大学別模試』は開催されるので、それら全て受験してください!
そ、そんなに・・・!
まぁ、とある予備校はセンター試験が終わった、二次試験本番直前でも『大学別模試』をやりますけどね。
それで、本番直前の貴重な勉強時間を潰すくらいなら受験しない、という選択肢もあります。
あるいは、とある予備校の『大学別模試』は精度が低いから受験しない、ということもあります。
そんな情報も耳に入ってくるんだね
この『大学別模試』ですが、東大だけは本番に合わせて、模試を二日間に分けて行います。
東進ハイスクール以外の全ての予備校で同じです。
東大だけ別格なのね
ちなみに、東進ハイスクールは模試を一日で終わらせる代わりに、他の予備校よりも『東大模試』を多く開催します。
- 『マーク模試』はコスパが悪い
- 『記述式模試』がメイン
- 『大学別入試』がある大学の志望者は必ず受験
まとめ
- 模試は学年別に異なる
- 模試の種類を3つ解説
- 自分に必要な模試を受験しよう!
『模試の種類』についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
あんたは何を受験することにしたの?
『マーク模試』かな
なんでそれなのよ
分からなくても勘で書けば当たるかと思って!
模試の意味がないじゃない・・・
次回は各予備校の模試の特色についてお話しします。
以上
「模試の種類を解説!自分に必要な模試を選んで受験しよう!」でした♪