受験に失敗した時の乗り越え方2~早稲田に落ちて外交官に!
「正しい勉強の仕方」第48弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
前回から引き続き、「受験に失敗した時の乗り越え方」についてお話しします。
受験だけでなく、仕事や恋愛など、挫折した時の克服法としてお使いください。
前回は「不合格の辛さ」や「浪人」についてお話ししましたが、今回は「『具体的な辛い状況の乗り越え方』や『早稲田に不合格になった結果をバネに外交官になった話』」を紹介します。
- 辛い状況を乗り越える具体的な4つの方法
- 早稲田に落ちたことをバネに見事外交官に
- 自分を信じて未来を変えていこう
前回の記事
前回の復習
挫折した時には考えられないことではありますが、誰だって失敗をします。
浪人だって当たり前です。
考えてみれば、そんなに気にすることでもないんだよね
そうした失敗の経験を活かして、未来において勝つ話をさせていただきました。
エジソンの名言も良かったわ!
とは言っても、現在進行形で苦難困難に直面している人には、受け入れがたい話かも知れません。
ですので、ここからは具体的に、どのようにして辛い状況を乗り越えるかのお話しをさせていただきます。
辛い状況を乗り越える具体的な4つの方法
その辛い状況を乗り越える方法は、いくつかあります。
どうしたらいいの?
人それぞれではありますが、一般的な話をしましょう。
- 未来に目を向ける
- 楽しいことをする
- 体を動かす
- 人と話す
などが考えられます。
受験の失敗以外でも役立ちそうね
下を向いた心に上を向かせる方法ですので、受験以外でもお役立てください。
1.未来に目を向ける
なりたい自分の理想像を思い描くことです。
なりたい自分?
将来就きたい仕事があれば、その仕事でバリバリ活躍している自分をイメージするんです。
望まぬ大学に進学したとしても、まだまだいくらでもチャンスはあります。
そこでしか学べぬことを学び、それを役立てて仕事をしている自分を具体的に描ければ、受験失敗の経験はむしろ糧になります。
浪人してる人は?
来年は志望校に合格して、楽しいキャンパスライフを送っている自分を思い描いてください。
もちろん、大学卒業後にしたい、理想の仕事を想像しても構いません。
いずれにしても、志望校に落ちたことでより良い人生を進んでいる自分自身を、想像しましょう。
2.楽しいことをする
心が動かされれば、自然と前を向くことができます。
自分の好きなことや楽しいことを、存分にしましょう。
受験勉強で抑圧されて、やりたいことも我慢してきたはずです。
たっぷり遊び尽くしてやりましょう!
もし浪人するなら、また一年間我慢しなきゃいけないんじゃ?
そこは考え方を変えて、まだ1年もあると思えばいいんです。
受験勉強は、長い戦いです。
とりあえず遊んで、遊んで、遊び尽くしましょう!
3.体を動かす
当たり前ですが、体を使っている最中は、余計なことを考えません。
動くので一生懸命になるもんね
落ち込んでいる時にじっとしていたら、悪いことばかり考えてしまいます。
上で紹介した「楽しいことをやる」でスポーツをする人以外は、意識的に体を動かしましょう。
何をすればいいのかしら?
何でもいいんですよ。
友達と体育館で球技をしてもいいですし、家の周りをジョギングやウォーキングしてもいいんです。
とにかく体を動かせればいいんだね!
科学的にも運動することで脳内物質「エンドルフィン」が分泌されることが分かっています。
このエンドルフィンは脳内麻薬とも言われるほど、多幸感を得ることができるものです。
麻薬!?
言葉のあやみたいなものですよ。
いわゆるランナーズハイも、このエンドルフィンが原因です。
どんどん運動して、ガンガン脳内麻薬を分泌しちゃいましょう!
4.人と話す
自分の辛い胸の丈を聞いてもらえるなら上々。
そうでなくとも、雑談や世間話でもいいんです。
気の置けない相手と楽しく話をすることは、ストレス発散になります。
家族でも、友達でも、先生でも、誰でも結構です。
辛いことを他人に言いにくい人でも……
世間話でいいなら、話しやすいわね!
相手が受験に合格した友達だと、楽しい大学生活の話を聞くかも知れません。
しかし「幸せな成功体験を聞かされてる」と思ってはいけませんよ。
そんなこと思うかなぁ?
落ち込んでいる時は、卑屈になってしまうものです。
絶対に自分自身を追い込まないようにしましょう。
「自分もその憧れを手に入れるぞ!」と、前向きに考えるんですよ。
大事なことね!
相手が受験に失敗した友達だと、お互いの境遇が同じなので、一緒に頑張ろうと決意し合えます。
しかし互いに傷を舐め合って、より落ち込むようになってしまっては本末転倒ですので、気を付けてください。
持つべきものは友達です。
以上の4つの方法を実践
これは私の個人的趣味なのですが、登山が好きなんです。
2の「楽しいことをする」と3の「体を動かす」に当てはまりますね。
さらに誰かと一緒に山を登れば、4の「人と話す」もできちゃいます。
そして登山をしている間は、登頂した自分を想像しています。
苦難困難を乗り越えた自分の想像です。
これは1の「未来に目を向ける」を満たしています。
このように4つ全てをクリアできる何かがあれば、これからの人生は怖いものなしですね!
札幌岳を登山している時に撮った写真
体験談
私自身が受験に失敗した時の話をしてもよいのですが、今回は友達の話をしましょう。
寮で隣の部屋でもあり、3年間の高校生活で親友とも呼べる間柄になった、友達です。
どんな友達なの?
彼は帰国子女だったので、英語がペラペラ。
筝曲部に入っており、日本一の栄誉にも輝いています。
お父さんが外交官なので、本人も外交官になろうとしていました。
すごい人ね!
高校3年生であった2003年の当時、彼は2004年に新設される予定の、早稲田大学国際教養学部の受験を決意します。
英語の実力があり、学外の活動でも結果を出している彼は、推薦入試(AO入試)を選びました。
AO入試?
AO入試とは試験問題を解く一般入試と異なり、書類審査も行って学校生活を重視する、総合選抜型の入学試験です。
普通に成績も良かった彼なら、十分合格できる実力はあったと思います。
すごい結果を出してる人だもんね
しかし、結果は不合格。
え!
私たちが通っていた高校は私立の一貫教育校だったので、彼はそのままエスカレーターで、周りのクラスメイトと同じ大学に通うことになりました。
本命の志望校に落ちちゃうなんて、可哀想……
そう思いますよね?
しかし彼の目は未来を見ていました。
彼は私にこう告げたのです。
「絶対に外交官になって、俺を落とした早稲田に、俺を取らなかったことを後悔させてやる!」
カッコいい!
なんと素晴らしいではありませんか。
受験に失敗したのに、腐ることなく、前だけを見ています。
むしろ落ちたことを原動力にして、大学進学後はより勉学に励んだのです。
強い心ね
その結果、彼は見事に外交官試験に合格し、大学卒業と同時に外交官としてロシアに渡りました。
その後は中東に赴任先を変え、ニュース映像で大臣の通訳として一緒に写ってたこともあります。
まとめ
- 辛い状況を乗り越える具体的な4つの方法
- 早稲田に落ちたことをバネに見事外交官に
- 自分を信じて未来を変えていこう
「『具体的な辛い状況の乗り越え方』や『早稲田に不合格になった結果をバネに外交官になった話』」についてお分かりいただけでしょうか?
よく分かったよ!
一番大事なことは、「どんな状況でもそれをバネにすること」です。
過去は変えられませんが、未来は変えられます。
今から自分がどう生きていくか。
その一点に尽きます。
その通りよ!
先ほど話に出した外交官になった彼も、逆境をバネにしました。
彼だけが特別なわけではありません。
誰にでもこの力はあります。
辛い時には考えられないことかも知れませんが、自分だけは自分を信じてあげましょう。
以上
「受験に失敗した時の乗り越え方2~早稲田に落ちて外交官に!」でした♪