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「それでもボクはやっていない」一流の環境で一流の話を聞く

「正しい勉強の仕方」第67弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回はちょっと趣向を変えて、「それでもボクはやっていない」についてお話しします。

 

今回のポイント一流に触れる機会を増やすために今の勉強を頑張ろう!

 

前回の記事

keishu.hatenablog.com

 

 

痴漢

映画化の元になった事件

 

それでもボクはやっていない?

 

何の話?

 

おや、ご存じありませんか。

実話を元にした映画のタイトルです。

 

当時では、「Shall we ダンス?」以来10年振りとなる、周防正行監督の新作映画でした。

2007年1月公開の映画で、本場アメリカの第80回アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされたほどです。

 

すごい映画じゃん!

 

何の映画なの?

 

「電車に乗っていたら痴漢に間違われて、人生が大変なことになる」という、冤罪の映画です。

 

痴漢!?

 

……やだ!

 

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Yahoo!映画より引用

 

この映画を作るきっかけとなった事件が結審したのは、2002年です。

その当時は関東でも本格的に女性専用車両が導入される前で、痴漢についての問題が取り沙汰されていました。

 

その後は女性専用車両の導入促進が行われ、映画公開時の2007年には一般民衆の間にある程度「痴漢」「冤罪」が浸透していた頃です。

 

怖い時代だね

 

痴漢する人が悪いのよ

 

そうは言っても、この映画のように間違われてしまってはどうしようもありません。

私は電車に乗る時は痴漢に間違われないように、必ず両手の所在を明確にしています。

 

どゆこと?

 

両手で吊革に掴まったり、荷物を持って手を封じたり、満員電車では自分の胸の位置に手を持ってきたりと、とにかく身の潔白を証明できるようにします。

 

色々してるのね

 

まぁそんなことも東京にいた時だけで、札幌に来てからはそんなにギュウギュウになることがないので、その必要もないんですけどね。

 

でも、そこまで過剰に防衛をするのにはワケがあります。

 

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99%有罪

 

ご存じですか?

痴漢だと言われたら、それが事実であれ冤罪であれ、99%有罪になるのです。

 

きゅ、99%!?

 

冤罪でも?

 

なぜかと言うと、していないということを証明することは、非常に難しいからです。

「疑わしきは罰せず」なんて言葉がありますが、決してそんなことはありません。

弱い立場の女性を守るために、厳しくした結果がこれです。

 

ひどい

 

痴漢なんて最低なんだから、それくらい厳しくしていいわよ

 

本物の痴漢は、絶対に許されない、恥ずべき行為です。

しかし冤罪だとしても、痴漢疑惑を掛けられてはその後の人生はほぼ終わりです。

 

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逮捕、そして信用失墜

 

まず現行犯で逮捕され、どこにも連絡できないまま、仕事に行けません。

警察が連絡を入れてくれることもありますが、それは義務ではないので、場合によっては無断欠勤です。

 

え!人権がない!

 

そのまま拘留され、痴漢容疑で逮捕されたことがいずれ家族と会社の知るところになりますが、その瞬間に本人の信用はなくなります

 

本当はやってなくても?

 

印象が悪いですからね。

そして誰しもが、男の人にはそのような性欲衝動があると知っています。

「どんな人格者でも、実は裏ではそういう人だったのかも」と、すんなり信じてしまいます。

 

えー。奥さんくらい信じてよ

 

夫婦でも、100%信頼し合うことは不可能です。

本当は違っても、浮気の疑いが浮上しただけで互いを信用しきれずに、離婚する夫婦はたくさんいます。

 

悲しい現実ね

 

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職場復帰できない

 

その後は否が応にも、会社中や自宅の近隣に噂は広がります

人の口に戸は立てられません。

 

裁判をすることになったとしても、すぐに裁判結果は出ません。

いつ有罪判決が出て犯罪者になるか分からない人を会社に置いておくことはまず有り得ませんので、職場復帰も難しいのが現実です

 

人生終わりじゃん

 

そう、終わりなのです。

 

なので、されてもいないのに痴漢容疑を掛けて、「お金を払えばこの場で許す」という、たかり屋まがいな女性もいるくらいです。

 

そんなことする、女も女ね

 

西武新宿線第一事件

弁護士から話を聞く

 

とまぁこれだけ長々と話しましたが、痴漢冤罪がどれだけ恐ろしいことか、お分かりいただけたでしょうか。

 

分かったけど、そう言えば何でこんな話をしたの?

 

そうよ、全然「正しい勉強の仕方」と関係なくない?

 

なぜかと言いますと、この映画の元になった痴漢冤罪西武新宿線第一事件」を担当して勝利した弁護士さんから、私が直接この話を聞いたことがあるからです。

 

え!直接?

 

結果を先に言ってしまいましたが、この事件は1%しかない確率の、痴漢冤罪を晴らすという被告人の勝利で終わったのです。

それだけでもすごい事件で、さすが映画になるほどです。

 

何でその弁護士さんと話したの?

 

私が早稲田大学法学部で、法律のサークルに体験入部したからです。

そのサークルでは年度初めに、お世話になっている弁護士のところに行って、実際の裁判の話を聞くという恒例行事がありました。

 

その時に向かった弁護士事務所が、この事件を担当した弁護士が勤務する事務所だったのです。

 

そんなこんなで2004年に入学したての私は、まだこの事件が映画になって有名になる前に、その詳細を聞くチャンスに恵まれたわけです。

(実際には2人か3人で事件を担当したと言っており、そのうちの一人に話を聞きました)

 

すごいじゃん!

 

後で先輩に聞いた話だと、「去年も同じ話だった」とのことですが、改めて考えると、裁判が勝利で終わったのが2002年12月5日です。

しかも逆転無罪判決

それだけの事件ですから、2003年も、2004年も、同じ話をするのも当然ですね。

 

弁護士にとってもステータスよね

 

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裁判の詳細

 

とても丁寧に裁判の詳細を教えてもらいました。

 

どのようなところが被告人を無罪だと主張しているか。

どうやって勝利に持って行ったか。

 

細部に至るまで説明を受けました。

 

痴漢の話なので、どんな実験をしたかの話はここには書けませんが、「そこまでするのか!」と驚くほどのこともしていました。

被告人も、とても辛い戦いだったことと思います。

 

壮絶な感じだね……

 

その方は冤罪で争っている間に、職を失っていますからね。

奥さんが側にいてくれたことが、唯一の救いだったことでしょう。

 

内助の功

 

一通り話を聞いた後は、その弁護士さんの御馳走で、食事を頂きました。

改めて振り返っても、貴重な、良い体験をさせていただきました。

 

いいなぁ

 

あんたが羨ましいのは、食べ物だけでしょ!

 

たしかその方は東大出身で、事務所が早稲田大学に近いくらいしか、特に理由はなかったはずです。

よくぞそこまで、毎年よくしてくれていたものです。

 

「後継の育成のため」「早稲田大学法学部の皆さんに期待している」と仰っていた記憶があります。

 

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一流に触れる機会が多い

 

んで、なんでその話をしたのか、まだ分からないんだけど

 

そうよ、勉強と関係ある?

 

ありますよ!

勉強して良い大学に行くと、こうやって一流の話を聞く機会が増えるということです。

 

え、それだけ?

 

また別の機会に話しますが、一流に触れるということはとても重要なことです。

そして環境が人間を作るのも、一面では真理といってよいでしょう。

もちろん本人の努力を否定するわけではありません。

 

当然よ

 

このように、良い環境にいると一流のモノに触れる機会が増えます

そして一流のモノに触れる機会が多い環境は、より良い環境になっていきます

 

この相乗効果は計り知れないほど人間形成に影響を与えます。

 

大事なことなんだね

 

だからこそ、今回はこの「それでもボクはやっていない」の話をさせて頂きました。

良い環境に身を置いてより成長するために、今を一生懸命勉強していきましょう。

 

勉強しないと、そこにいけないものね

 

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まとめ

 

今回のポイント一流に触れる機会を増やすために今の勉強を頑張ろう!

 

「それでもボクはやっていない」についてお分かりいただけましたか?

 

よく分かったよ!

 

アンタも痴漢に間違われないように気を付けなさいよ

 

僕は電車では絶対に座るから大丈夫!

 

必要な人には席を譲りなさいよ……

 

以上

「『それでもボクはやっていない』一流の環境で一流の話を聞く」でした♪