専門学校を卒業したお陰で就職氷河期世代でも簡単に再就職!
「正しい勉強の仕方」第73弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「専門学校の強み」についてお話しします。
- 専門学校は即戦力になる!
- 就職氷河期とは?
- 歯科診療所勤務の強み
専門学校とは
いつもの勉強の話じゃないの?
前回「とりあえず大学に行こう!」という記事を書きました。
受験ブログを書いている私の立場的に当然ではありますが、他にも色々な選択肢に目を向けてもらいたく、今回は私が聞いた体験談を通してお話しします。
色々な選択肢?
高校を出た後に進む道として、前回お話しした「大学(短大)進学」「高卒就職」「専門学校進学」「フリーター」「ニート」など、色々あります。
「ニート」を進む道って言うのかな……
その一つの専門学校ですが、基本的には、社会に出てから即戦力として活躍するための学習をします。
そのため、資格取得を目指したり、技能習得を目指すのが主になります。
「とりあえず専門……」なんて気持ちじゃ、通えないわね
そういう方もいますけどね。
しかしそれは、どこの場所でも同じこと。
大学みたいに幅広く学習するわけではありませんが、狭く深く学習するため、その分野では新人なのにスペシャリストという、貴重な人材になります。
その有意性とともに学校の価値が証明されるのが就職率なので、どの専門学校も自校の就職率を競います。
大学で就職率なんて、あんまり聞かないもんなぁ
そうでもありません。
就職率の高い大学のランキングなんてのも、探せばすぐに見つかりますよ。
そうなの?
とは言っても職を選ばなければ、大卒の新卒採用で箸にも棒にも掛からない、なんてことは滅多にありません。
じゃあ大卒の方がいいんじゃ?
世間的にも、「専門卒かぁ」「大卒じゃないんだ」と言われ、就職が不利になる時がありました。
しかしここで専門学校の話をするのは、その強みがもっと他のところであって、有利に働くことがあるからなのです。
就職氷河期
ここで、就職氷河期について説明します。
バブル崩壊後の、就職が困難だった時期を指す言葉です。
1993年-2005年卒業の人が、その世代と言われています。
就職が大変だったんだね
特に大卒が大変でした。
2000年には求人倍率は1倍を下回り、2003年には大卒の新卒採用は55.1%という過去最低を記録しました。
ちなみにこの時、専門学校の就職率は76%です。
専門学校すごいじゃない!
企業側に大卒を育てる体力がなく、即戦力を求めた結果です。
さすがスペシャリストの専門学校です。
大卒の新卒でこれですから、中途採用にいたっては目も当てられません。
就職活動を諦めて、ニートになる人も多く出ました。
可哀想だね……
この就職氷河期世代では、大学を卒業しても正社員として採用されず、10年以上経った2020年現在も非正規雇用で働いている人が多くいます。
歯科勤務
ここで、専門学校の話に戻しましょう。
私の知り合いの例を出します。
その方は歯科専門学校を出て、歯科助手として勤めました。
歯医者さんの助手ね!
実は歯科助手と言うのは、資格が必要ありません。
え!歯医者さんの手伝いなのに、資格がいらないの!?
歯科助手より多くの仕事を求められる、歯科衛生士は資格が必要です。
しかし歯科助手は、あくまでも経験が全てです。
へー、知らなかったわ
その方は歯科助手として、何度か転職をしました。
歯科勤務から歯科勤務への転職です。
5度6度と転職をしても、一度も不採用になることはありません。
一度も!?
すごいじゃない!
先ほど就職氷河期の大変さをお話ししました。
その方は就職氷河期直撃な世代にも関わらず、歯科であればどこでも、正社員で再就職しまくっているのです。
何それ!
資格もなく、大卒でない専門卒で、就職氷河期世代なのに、です。
専門学校ってすごいわ
この方の場合、歯科勤務というのがポイントでしょう。
今や全国の歯医者さんの数は、コンビニより多いと言われています。
2016年10月1日時点で、68940の歯科診療所があります。*1
そんなにあるの!?
ちなみにコンビニは2020年2月末で55460店です。*2
なぜ多いのかは、「歯医者に定年がない」「病床が必要ないから狭いスペースで開業できる*3」「稼ぎが多いので潰れることがそうそうない」などなど、色々考えられます。
潰れるコンビニの話は結構聞くものね
いずれにしても、「勤め先の数が多い→相対的に人手不足」「専門職→できる人が限られる」と言った条件が、再就職を容易にしているのでしょう。
- 「勤め先の数が多い→相対的に人手不足」
- 「専門職→できる人が限られる」
このように歯科助手は特別ではありますが、専門学校の強みをお分かりいただけたことと思います。
私は前回「とりあえず大学に行こう!」と話しましたが、このように将来の自分を見据えて「とりあえず専門学校に行こう!」でも良いかと思います。
将来を考えてる人が「とりあえず」なんて言うかしら……
ただし、他の職種に転職しようとした場合は困難になります。
また、就職のしやすさだけでなく、収入の多寡もしっかりと考えるようにしてください。
まとめ
- 専門学校は即戦力になる!
- 就職氷河期世代は大変
- 歯科診療所勤務の強み
「専門学校の強み」についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
メリット・デメリットは、大学にも専門学校にもあります。
大事なのは、視野を広げて色々な可能性を考えることです。
可能性は無限大ね!
それぞれの人生、悔いなく生きたいものです。
以上
「専門学校を卒業したお陰で就職氷河期世代でも簡単に再就職!」でした♪
*1:参照https://www.jda.or.jp/dentist/about/index_7.html
*2:参照https://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
*3:無床の病院は有床の約13倍というデータも論拠になる