正しい勉強の仕方 過去問題集を目安に資格試験に楽々合格!
連載ブログ「正しい勉強の仕方」第8弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
資格試験の合格の仕方について、基本的なことをお話しします。
- 倍率や合格率なんて関係ない
- 自分が合格点を取れば合格できる
こちら前回の記事
合格点を取って合格しよう!
資格試験って言っても色々あるよね?
それ全部に共通する合格方法なんてあるの?
基本中の基本です。
合格点以上取ればいいんです!
(ドヤ)
え・・・(何、言ってるの?)
は・・・(頭、大丈夫?)
二人とも目からうろこで、言葉も出ないようですね。
あ、当たり前のことすぎて、反応できなかっただけだよ!
開いた口が塞がらないわ
どんな試験もそうですよ。
合格点を取れば合格できるし、取れなければ合格できません。
そりゃそうだけど
それで資格試験の合格の仕方って言えるの?
基本的なことをお話ししますとしか言ってませんし。
ダメじゃん!
役に立たないわ!
冗談ですよ。
もう少し具体的に、私の実体験を交えて話しましょう。
自分の実用英語技能検定試験(英検)
準2級
中学3年生の秋に初めて検定試験を受けました。
それが英語検定3級でした。
3級ってどのくらいのレベル?
中学卒業レベルです。
すごいじゃん
それがですね。
高校に入ったら、周りの友達は3級なんて当たり前に持っていて、準2級を取得している人も多かったんです。
英語に力を入れてる人が集まった高校なのかな
準2級ってどのくらいのレベル?
高校1年生レベルです。
中学生で合格している友達がたくさんいるし、「試験は難しくないのかな?」と思い、私もみんなと同じ準2級を取ろうと決めました。
周囲の環境って大事ね
高校1年生の5月でした。
ここで初めて資格試験の勉強をしました。
しかし本屋に行っても参考書はたくさんあってよく分かりません。
前回のブログで紹介した、参考書選びの方法はまだ身についてなかったのね
とりあえず過去5年間分の過去問題集を買いました。
今にして思えば、これが大正解でしたね。
過去問だけで勉強できるの?
物によります。
私が買った過去問ではできませんでした。
買った過去問は傾向を分析したり、自分のできを確かめたりするために使うのが主な用途だったからです。
じゃあどうやって勉強したの?
なんてことありません。
学校で買った(買わされた)参考書と単語集があるじゃないですか。
あ、そっか!
準2級は高校一年生レベルですから、授業で使う参考書を開けば勉強したいことは全部書いてあります。
それで勉強して、過去問は何に使ったの?
傾向を分析したり、自分のできを確かめたりするんでしょ?
英検の傾向の分析なんて、そんな大層なものは必要ありません。
必要な単語を覚えれば合格できます。
本番で70%取れば合格できると過去問に書いてあったので、70点を取るのを目標に過去問を解きました。
それだけ?
それだけです。
過去問を5年分やりましたが、全部70%以上できたので、合格間違いなしと確信して検定試験を受けたら、その通りに合格しました。
2級
準2級に合格したし、せっかくなので次は2級を受けることにしました。
何がせっかくなの!?
2級ってどれくらいのレベルなの?
高校卒業レベルです。
難しいじゃん!
高校1年生なのに受けることにしたの?
英検は年に3回ありますから、あれは高校1年生の秋でしたね。
準2級に受かっていたし、ノリですね。
ノリなんだ
それで結果はどうだったの?
無事に合格しました。
え!スゴ!
どうやって勉強したの?
合否より、そこが大事ですよね。
準2級の時と変わりません。
高校卒業レベルってことなので、学校で使う単語集と参考書で十分でした。
高校1年生が使う参考書なのに?
学校の授業で3年間使う予定で、単語集と参考書を購入していたのです。
なので高校卒業レベルまで勉強するのは問題ありませんでした。
問題いっぱいありそうだけどなぁ
たくさん勉強したってこと?
いえいえ。全然ですよ。
準2級に合格した時に、単語を覚えれば英検はクリアできる、と自分の中で悟ったので、単語しか覚えてません。
文法とかは二の次ですね。
それで合格できるんだ
準2級の時と同じように、過去問5年分を買って解いたところ、70%は正解できていたので合格は確信していました。
準1級
調子に乗って次も英検を受けることにしました。
次って準1級だよね
どれくらいのレベルなの?
大学中級程度ですね。
1年の最後の3回目の試験でしたので、受験したのは高校1年生の冬でした。
大学生の勉強なんて、どうやってしたの?
今度こそ参考書を買わないといけないじゃん
そうなんですよね。
今までに使っていた学校で買った単語集と参考書が通用しなくなってしまいました。
なので、勉強しませんでした。
・・・え?
それで合格できるの?
できませんね。
落ちてしまいました。
ダメじゃん!
一応、2級までと同じように過去問5年分は買って解きましたが、70%には到達できず。
受験前からダメだと確信していました。
ダメな確信はいらない!
今なら参考書の選び方も知っていますし、私自身が当時の自分に教えてあげれば、なんとでもなったんでしょうけどね。
その後はどうしたの?
一度も受験してません。
一度も?
トントンと合格してたから、一度つまづいて嫌になっちゃったのね
当時(2001年)は英検の大学受験利用もありませんでしたし、単語を覚えるだけで合格できる試験に意義を見出せなくなっていたのもありました。
覚えてないから合格できなかったくせに、強がっちゃって
まぁおかげで
試験前に合格できる点数を取る力があれば合格するし、無ければ合格しない
という、当たり前だけど見落としがちなことを、経験として刻むことができました。
※注意点
私が受験した2001年と違い、現在(2019年)の英語検定試験は3級以上に面接試験が導入されています。
単語を覚えるだけで合格できる試験ではありません。
過去問の使い方
過去問は色々な使い方ができます。
いずれ別の機会に紹介したいと思いますが、とりあえずざっとではありますが、主な使い方を一覧で出します。
- 解説が充実している過去問集を、参考書代わりにする
- 過去問を何度も解いて、問題集代わりにする
- 過去問を古い問題から最近の問題に向かって、解いていく
- 過去問を最近の問題から解いていき、古すぎる問題はそもそも解かない
古すぎる問題は解かないって?
問題が古いと、現在のその試験の出題傾向とズレていることがあります。
その場合は過去問を解く意味が薄れてしまうので、過去問週に収録されていても、古い問題を見もしません。
シビアだ!
最近の過去問から解くのは最近の出題傾向に一番近い問題だから、まずはそれを自分の体で感じる、という意味合いが強いですね。
参考になるわ
私の場合の過去問の使い方も紹介させていただきます。
- 5年分の過去問があるとすれば、まず一番古い5年前の問題を解きます。
- それで自分の実力を確かめて、点数が足りないとすれば、何がどのくらい足りないかを判断します。
- それを踏まえ勉強を進め、その間に4年前~2年前までの問題を解いていきます。自分の成績が向上しているかの確認にもなります。
- そして自信がついた頃、最後に1年前の過去問を解いて、自信を確信に変えます。
格好いい!
念のため付け加えておきますと、これはあくまでも資格試験のやり方です。
大学受験だともっと長期で勉強するため、早めに過去問を解く必要が出てくる場合もあります。
そして、過去問の利用方法は人それぞれ合ったものがあるので、私のやり方が一番良いというわけではありません。
私が好んで使っていた旺文社の過去問題集がこちらです。
現在は過去5年ではなく6年分の問題が載っています。
まとめ
さて、試験に合格する秘訣は分かったでしょうか?
あ、その話だったね
えと・・・単語を覚える?
それは英検だけの話ですよ!
まずは合格するための点を調べる。
そっか!英検だと70%だったね
他の試験だとしても、合格できる点を同じように調べるのね
資格試験を運営する団体が公表するのが普通ですから、それは調べればすぐに分かります。
そして次に過去問を入手する。
実際に試験に出ていた問題で、自分がどれくらい点数を取れるか確認するのね
それで合格点以上取れるようになれば、試験当日も安心だ
合格点を取るための勉強方法については、それぞれの試験によって違うので、こちらも参考にしてください。
- 合格点を調べる
- 過去問を解いて合格点を取る
一番最初に言いましたが、
倍率や合格率なんて関係ありません。
自分が合格点を取れば合格できるんです。
他の受験者によって変化する、倍率や合格率などに惑わされずに、自分が合格点を取れるように過去問を利用しましょう。
過去問題集がない試験はどうしたらいいんだろう?
何か受けたい試験があるの?
・・・ベトナム語試験
それは別室でお話ししましょう。
以上
「正しい勉強の仕方 過去問題集を目安に資格試験に楽々合格!」でした♪