正しい受験勉強の仕方~具体的に何を勉強するか決めよう~
勉強の仕方をお伝えする連載ブログ第二回です。
こちら前回の記事になります。
ここで先に2点お断りしておくことがございます。
いきなりどうしたの?
まず1つ。
最新の情報(例えば「2020年度からセンター試験が廃止になる」「2020年からの民間英語試験の活用」といったこと)も把握しておりますが、このブログでお伝えすることはそれを前面に押し出しての内容ではありません。
私がお伝えしたい勉強方法については、時代に関係なく有効だと自負しております。
そのため、2020年度以降も参考にして頂けることでしょう。
(その時はその時で記事を書きたいものですが、ね!)
そしてもう1つ。
私自身が経験したこと。指導してきたこと。他者の勉強方法を聞いたこと。同じく読んだこと。
様々な要因が折り重なるようにしてできた勉強方法をお伝えしますので、どこかで聞いたことがある内容があるかも知れません。
そういう時は「他でも聞いたし、やっぱり効果的な方法なんだなぁ~」と、暖かく見守ってください(笑)
私も今となってはどの情報が他者から得た情報か分からないので・・・
その代わり、できる限り実体験を交えて、お話させて頂こうと思っております!
具体的に決めよう!
志望校を決めよう
今回は志望校から科目の点数配分まで、細かく決めていく重要さをお話します。
資格試験を受ける時も、取得したい資格をランダムに選ぶわけではなく、目的に応じて何の資格試験を受験するか決めますよね?
大学もそうです。
自分の学びたいこと、将来に必要なことを考慮して、受験する大学(学部)を選びます。
ちなみに。
自分が文系か理系か。
または得意な科目、苦手な科目は何か。
それによっても選ぶ大学は変わります。
やりたいことがないけどとりあえず大学に行くという方は、合格するためには不得意な分野の試験がある大学はそもそも選択肢に入れない、という考え方もあります。
(受験費用、学費、親元を離れる場合に発生する費用などはここでは考慮しません)
これからは大学受験に絞って話を進めますが、資格試験でも応用は十分利きます。
どの受験方法か決めよう
行きたい大学が決まったら、その大学に進学するための方法を探しましょう。
- 一般入試
- センター利用入試
- 推薦入試
- AO入試
受験方法により、勉強する内容が変わってきます。
(それぞれの受験方法についての詳細はまたの機会に)
小論文が試験科目なのに、英会話を勉強しても意味ないですよね!
あるいは理系の大学に行きたいのに日本史しか勉強しないとか。
極論ですけれど
勉強する内容をしっかり考えないと言うことは、それらと同じだと言うことです。
この受験方法を決めるのも、自分の特性から向いている方法を選んだり、1つに限らずいくつも受験できるように対策したり、様々ではあります。
科目の配点から目指す点数を決めよう
受験する方法を決めたら、次は合格するために何の科目が何点必要かを考えます。
ここでは一般入試に絞って話していきます。
大学は専門的な分野を学ぶことになるので、受験の時点で科目ごとに配点の比重が異なります。
理系の大学では国語より理科の配点が高い
あるいはそもそも国語の試験がない
とかです。
例えばどんな感じなの?
仮に英語が150点、理科(物理・化学・生物のどれか)が100点、数学が100点の合計350点満点のテストがあったとしましょう(大学入試は往々にしてこのように偏った配点になります)。
そして合計で250点取れば合格できるとします。
ふむふむ
英語が得意なAさんは
英語で120点取って、理科と数学で130点取って合格を目指します。
英語が苦手なBさんは
理科と数学で180点取って、英語は半分より低い70点で合格を目指します。
いかがでしょうか?
どちらも計算通りの点を取れれば、250点取って合格です!
なるほど!
このように、自分の得意不得意な分野を考慮し、合格するために何の科目をどれだけ勉強すればよいかの判断が必要になることが分かりますね。
満遍なく勉強できるに越したことはありませんが、いかんせん受験生には時間がありません。
苦手な科目は思い切って捨てるのも必要になります。
逆に苦手をなくしてオールマイティに点数を取るのが良い人もいます。
全ては科目の配点と自分の得意な分野から判断します。
ですがここでも注意が必要になります。
勉強内容を決めよう
今度は文系の社会(世界史・日本史・地理)で例を出しましょう。
Cさんは世界史の教科書にも載っていないような、マニアックな用語をたくさん覚えました。学校の先生も舌を巻くほどです。
すごい!絶対合格するね
そして迎えた試験当日。
Cさんが受験した大学の世界史の試験は
一問一答で用語を答える問題ではなく
記述式で王朝の変遷から隣国の干渉など
歴史の流れを書かされる試験でした。
用語を覚えるのに一生懸命で、歴史の流れを把握しきれてなかったCさんは四苦八苦!
うわー・・・
こうなるとどうでしょう。
用語を覚えた時間を記述する練習に当てておけば良かったと思いませんか?
このような事態は、受験する大学の問題の傾向を把握していないと起こってしまいます。
例えば、早稲田や慶応は俗に言う「重箱の隅をつつく」問題が出ます。
教科書にも載っていないような、用語集に小さく記載されているような単語を答えさせる一問一答ですね。
これはそういう問題が出る、と把握した上でそれ専用の勉強をしていないと、答えられるわけがありません。
逆に東大だと、それほど難しい単語は必要ありません。
教科書に載っている単語さえ覚えていれば、あとはそれを駆使して記述で答える問題です。
これも早慶と同じく、それに特化した記述の練習という学習が必要になります。
これらの情報は赤本・青本・緑本・黒本といった過去問集から傾向を読み解くことができます。
まとめ
- 行きたい大学(学部)を決める
- 受験方法を決める
- 受験する大学の試験の点数配分から自分の注力する科目を決める
- 過去問を参考に勉強する内容を決める
効率的に勉強して、志望校へ一直線!
以上
でした♪