第二次世界大戦終結から75年~核兵器に断固反対!意味はどこにもない!~
今日は終戦記念日。
あの忌まわしき第二次世界大戦から75年が経ちました。
昨日に引き続き、核兵器を断固反対する所見を綴っていきます。
ラッセル=アインシュタイン宣言
核兵器廃絶
ちなみに私は、原水爆禁止の署名を何度もしたことがありますし、友人にお願いしたこともあります。
お願いする以上様々勉強しているので少し紹介させていただきますと、『ラッセル=アインシュタイン宣言』というものがあります。
これは名前の通り、ラッセルさんとアインシュタインさんが中心となった名だたる科学者11人が、「核兵器は廃絶しなければならない!」と1955年7月9日に出した宣言です。
アインシュタインの遺言
ご存じのようにアインシュタインは原爆のもとになる理論を考えた人です。
しかし実際に日本に落とされた原爆の被害を見て、軍事運用に反対するようになりました。
そしてこの「ラッセル=アインシュタイン宣言」を表明する3か月前の1955年4月18日にこの世を去っています。
つまり、この宣言はアインシュタインの遺言と言っても過言ではないでしょう。
この宣言の要請を受けて、1995年にノーベル平和賞を受賞するパグウォッシュ会議が開かれるようになります。
いかがでしょうか。
実際に原爆を考えた人でさえ、その悪魔的被害に戦慄し、断固使用を反対するようになるのです。
アインシュタイン--Wikipedia より引用
核抑止論
ダモクレスの剣
今の日本に生きる人で、戦争が身近な人はほとんどいません。
しかし、この核兵器は遠い過去のことでもなければ、どこか別の国のことでもないのです。
核抑止論というものがあります。
強力な武力を持つことによって、迂闊に他国が手を出せなくなります。
そのため世界で数か国が核兵器を所有することにより、お互いに戦争を起こすことができなくなる、という理論です。
私からすると、こんなバカげた話はありません。
ケネディ大統領が1961年9月25日に国連総会の演説で話したように、ダモクレスの剣は常に私たちの真上に存在しているのですから。
そんな脆弱で危険な理論に、私たち世界の人間の命を預けることはできません!
(注:ダモクレスの剣とは、権力者に付きまとう一触即発の危険な状態のこと。
ここでは転じて、世界中の1人1人の頭上に核兵器が落ちる危険性を語っている。)
ダモクレス--Wikipediaより引用
ケネディ大統領
このケネディ大統領は、世界が破滅直前まで行ったキューバ危機を、冷静に乗り越えたことで有名です。
この時の終末時計に反映はされませんでしたが、人類史上もっとも世界が核兵器の危機に瀕したとされています。
このように、核兵器を使用する最高権力者であったケネディ大統領自身が、核兵器のあまりの危険性に苦悶する日々を送っているのです。
ジョン・F・ケネディ第35代アメリカ大統領--Wikipedia より引用
意味はどこにもない!
様々ご紹介してきた通り、原爆の理論を作ったアインシュタインや、それを使用する立場にあったケネディ大統領が、核兵器を軍事運用しないために想像を絶するほどの苦心をしています。
私たちよりも核兵器に身近で性質をよく知り、かつそれを止めるために行動した先達の思いを、ないがしろにしていけません。
もう一度声を大にして言います。
私は核の軍事的使用に断固反対です。
とは言え、核兵器の即時全撤廃を求めるほど私は夢想家ではありません。
削減目標を決めて、少しずつでも世界から核兵器を削減していくことが重要でしょう。
普段は政治発言をしない私ですが、大好きなロックバンド『DIR EN GREY』の新曲『落ちた事のある空』を受けて、所見を述べさせていただきました。
私もボーカルの京さんと同じで、「意味はどこにもない!」と叫び続けます!