ショーのウェルカムとは?~お客様を第一に歓迎の言葉を~
「司会者のこだわり」第34弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は『ウェルカム』についてお話しします。
- お客様を歓迎しよう
- 司会席からマイクでお出迎え
- 言葉遣いに気を付けよう
- 10分~15分くらいが目安
前回の記事
ディナーショーのウェルカム
ウェルカムドリンクとは違う?
『ウェルカム』?
今までのブログでも、何度も『ウェルカム』という単語を使っておりますが、言葉の意味をキチンと説明していなかったことに気付きました。
あら?説明していなかったかしら?
ウェルカムドリンクについてのブログを書いてたよね?
それはこちらです。
ウェルカムドリンクは飲み物でお客様を歓迎することなので、『司会者がするウェルカム』とは別物になるんです。
同じ『ウェルカム』なのに
ディナーショーなどのイベントで、『司会者がするウェルカム』とはどのようなことなのかを、順番に説明していきましょう。
どこでウェルカムをする?
『司会者が』って強調してるんだから、何か喋るんでしょ?
お、鋭いですね!
当然よ。マイク持って喋るのが司会者の仕事だしね
(・・・分からなかった)
では、何を喋るのでしょう?
う~ん。『ウェルカム』だし・・・
「ようこそ」とかじゃないの?
そう、正解です!
え?いきなり当たった?
そんな簡単でいいの?
『司会者のウェルカム』とは、『司会者が司会台からマイクでお客様をお出迎えすること』です。
やっぱりマイクで喋るんだね
でも、ドアの前でお出迎えするわけじゃないのね
司会者の仕事場は舞台ですから。
入り口はお出迎え係の人がいますしね。
何を喋る?
もちろん、ただ「ようこそ」と言うだけではありませんよ。
他にも喋るの?
「こんばんは」とか?
「こんばんは」は、最初にドアが開いた時に使うこともありますが、基本は使いません。
じゃあなんだろ?
「いらっしゃいませ」を使います。
格式高い感じがするわ!
そう?市場みたいじゃない?
それは「へい、らっしゃい!」でしょ!
この「ようこそ」と「いらっしゃいませ」を繰り返して使います。
一例を挙げましょう。
- ようこそ、ようこそお越しくださいました。
- いらっしゃいませ。
- ようこそ、いらっしゃいませ。
- ようこそいらっしゃいました。
このように、使い分けたり組み合わせたりしながら、お客様をお出迎えする言葉として使います。
基本は「ようこそ」と「いらっしゃいませ」なのに・・・
色んな表現になってるわね!
「ようこそ」と「いらっしゃいませ」だけでは、人間が喋っている感じがしませんから。
ロボットではなく、生で司会者が喋るのですから、言葉を変えてお出迎えしたいですよね。
立派な心掛けだ!
とは言っても「お越しくださいました」や「いらっしゃいました」は、敬語表現をしっかり分かってないと使えないので、迂闊に適当な言葉は言わないように注意してください。
どれくらい喋る?
いつまでも司会者が喋っていては、せっかくの『ウェルカム』なのに、お客様の邪魔になってしまいます。
うるさいの?
マイクはうるさい音量ではありません。
ですが多くのディナーショーは、開場して入場と同時に、飲み放題になります。
となると『ウェルカム』で、お客様同士のご歓談の時間を、邪魔してしまうことになります。
お酒を飲んでる時に、ずっとマイクで喋られるのは嫌かも・・・
ショーが始まってから最初の乾杯まで、飲み放題が始まらない場合もあります。
その場合でも、着席したお客様は同じ円卓の方と話し始めるので、司会者がずっと喋っていては邪魔になりますよね。
お客様を第一に考えてるのね
でも、いつ頃『ウェルカム』をやめればいいの?
お客様の邪魔にならないように、だから・・・
みんなが着席したころ?
お客様全員が同時に来ればそれでいいのですが、通常のショーの場合、開場時間とショー開始時間に30分~1時間の時間差があります。
そっか。ライブとかコンサートってそういうものだよね
じゃあ、時間ギリギリまで来ない人もいるってことね
ならずっと『ウェルカム』しなきゃいけないんじゃ?
そんなことはありませんよ。
通常のショーでは、開場前に多くのお客様が待たれます。
そのため、最初の入場時の『ウェルカム』で、ほとんどのお客様をお出迎えできます。
じゃあ、最初の『ウェルカム』をしたら、あとはしなくていいの?
そういうことです。
実際には遅れて来る方がパラパラといるので、そのお客様をその都度『ウェルカム』します。
それが散発的な状況から、途絶えかける状況に変わる頃、『ウェルカム』をやめます。
多くのショーで共通して、『ウェルカム』をするのは最初の10分くらいでしょうか。
最初にドッとお客様が入場して『ウェルカム』をして・・・
落ち着いた頃はお客様一人一人に『ウェルカム』をして・・・
それら全部で10分~15分くらいです。
あとはショーが始まるまで、お客様にご歓談していただきます。
まとめ
- お客様を歓迎しよう
- 司会席からマイクでお出迎え
- 言葉遣いに気を付けよう
- 10分~15分くらいが目安
『ウェルカム』についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
お客様のためにやっている、というのを忘れないようにしましょう。
お客様ファーストね!
以上
「ショーのウェルカムとは?~お客様を第一に歓迎の言葉を~」でした♪