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普段の言葉遣いは大事!舞台の上では積み重ねた全てが表れる

「司会者のこだわり」第52弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は「普段の言葉遣いの重要さ」を紹介します。

 

今回のポイント
  • 司会者は公の場で喋ると自覚しよう
  • 普段の言葉が舞台では出る
  • 舞台の上だけが司会者の仕事場じゃない。日常会話から意識しよう

 

 

司会者が日常会話で気を付けること

とっさの時の言葉は普段遣い慣れている言葉

普段の言葉遣い?

 

何事もそうですが、日々の積み重ねが結果として現れます

「普段からちゃんとしてないと、人前で恥ずかしい思いするよ!」なんて親に教えられた覚えがある人もいるのではないでしょうか。

 

食事のマナーなんて、まさにそれよね

 

喋る言葉も同じです。

「考えながら喋っているのに、つい言葉が口から飛び出しちゃった!」なんて経験を、誰でも一度はしているはずです。

 

言わなくてもいいこととか、その場に相応しくない言葉とかだね

 

身近なところだと、幼い子が先生のことを「お母さん」と呼んでしまうのもそうです。

 

あるある!可愛いわよね!

 

それらは普段から喋っている言葉が、口をついているのです。

とっさの時に出てくる言葉は、日常会話で使いなれている言葉だということです。

 

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司会者は公衆の面前でアドリブで話す

さて司会者の話です。

司会者はイベントでマイクを持つので、常に人前で喋ることになります。

よって、しっかりと常識とマナーを兼ね備えた言葉を、適切に遣わなくてはいけません

 

司会者が汚い言葉を遣ってたら嫌だもんね

 

夏のお祭りの司会だと、気が楽になっているのか、「マジ!?」とか「ヤバい!」なんて言う司会者もたま~にいますが、普通ではありえません。

司会者は、あくまでも公の場で喋っている、という自覚を持たなくてはなりません。

 

「マジ!?」なんて、普通の会話みたいよ

 

そんな司会者ですが、イベント中に手元にあるのは進行表くらいなもので、一語一句台本通りに喋ることはまずありません。

人や団体・物や出来事の紹介をする時に原稿を見ることはありますが、それくらいのものです。

となると、出し物の合間合間にマイクを通して喋っている内容は、ほとんどがアドリブということになります。

 

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なるほど。当然アドリブだね

 

次の出し物の準備ができるまでの繋ぎもしますから、いつ終わるか分からない場面転換の時間はアドリブで喋るしかありません。

ここで重要なのが、アドリブで喋るフリートークだと言うことです。

 

何で重要なの?

 

先ほど説明したように、日常会話で遣い慣れた言葉で話すからです。

言い方を変えると、司会者として公衆の面前に立っているにも関わらず、遣う言葉は日常の言葉なんです。

矛盾すると思いませんか?

 

たしかに……!

 

難しそうね

 

こんな時に司会者として適切な言葉を遣うためには、どうしたらよいでしょうか。

 

えーっと……一生懸命考えてから喋る??

 

それでは自然なトークができませんよ。

 

じゃあ、必要なこと以外喋らない!

 

そんな司会者は、もう司会者じゃありませんよ!

 

正解はただ一つ。

普段から適切な言葉を遣うことです。

適切な言葉とは、日常会話で言うと、綺麗な言葉と言い換えてもいいでしょう。

 

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司会者が遣う綺麗な言葉とは?

「紙」を表現しよう

綺麗な言葉って?

 

例えば、自分が司会者だとします。

お客様にアンケート用紙を配って記入してもらう場面で、「紙」を何と表現すると、お客様に伝えるにふさわしい、丁寧な言葉になると思いますか?

 

「紙」は……「かみ」じゃないの?

 

私もそれ以外思いつかないわ

 

では「お手元の『紙』に記入してください」と言えばよいのでしょうか。

それでは、公衆の面前で話す司会者としては、あまりよろしくありません。

 

え!ダメなの!?

 

じゃあなんて言えばいいのかしら

 

正解は「お手元の『用紙』に記入してください」になります。

 

「用紙」!?

 

このように言えば、丁寧な印象になります。

 

「紙」と何か違うかしら

 

あくまでも印象の問題です。

「紙」でも違和感なく受け止めるお客様がほとんどでしょうが、「用紙」と表現することで、自然に司会者の丁寧な言葉遣いが伝わります。

お客様が気付く必要はないんです。

自然に、丁寧な印象になれば、それで良いのです。

 

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敬語も普段の積み重ねが肝心

このような綺麗な言葉は、普段から遣い慣れていないと、司会者として舞台に立った時にも同じように遣えません。

言うまでもありませんが、敬語も同じです。

 

「花」じゃなくて「お花」

「食べる」じゃなくて「召し上がる」

「話す」じゃなくて「仰る」

 

これらは普段から遣い慣れていないと、絶対に舞台の上でも言えません

 

普段の積み重ねって大事なんだね

 

なので、最初に例えで出したような「マジ!?」とか「ヤバい!」とか言う司会者は、日常からそのような言葉を遣っていて、他の言い方をしていないということです。

もちろん、TPOを意識して適切に言葉を遣えるのであれば、普段からどんな言葉を遣っていても問題はありません。

しかしそれができないのであれば、日常会話から見直した方が良いでしょう。

 

舞台に立つ時だけが司会者の仕事じゃないのね

 

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まとめ

今回のポイント
  • 司会者は公の場で喋ると自覚しよう
  • 普段の言葉が舞台では出る
  • 舞台の上だけが司会者の仕事場じゃない。日常会話から意識しよう

 

「普段の言葉遣いの重要さ」についてお分かりいただけたでしょうか?

 

よく分かったよ!

 

普段から綺麗な言葉を遣って、いつ人前に出ても恥ずかしくないように心掛けましょう。

 

以上

「普段の言葉遣いは大事!舞台の上では積み重ねた全てが表れる」でした♪