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普段の言葉が舞台で出る!~綺麗に使って前向きに生きよう~

連載ブログ「司会者のこだわり」第10弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は言葉遣いについてお話しします。

 

今回のPOINT
  • 普段の言葉が舞台で出る
  • 前向きに生きよう
  • 綺麗な言葉、伝わる言葉を使う

 

前回の記事

keishu.hatenablog.com

  

 

日常生活の言葉遣い

 

普段の言葉が舞台では出る

 

言葉遣いって、前回のブログで話していることじゃないの?

 

TPOを意識して喋るんでしょ

 

それは舞台の上で喋る言葉遣いですね。

今回は普段の言葉遣いの話をしましょう。

 

普段って、舞台に出ない時の?

 

プライベート的な?

 

日常生活の全てです。

朝起きてから、外に出かけて、人と話して、家に帰って、夜眠るまでの、全ての言葉遣いです。

 

そんな日常生活で話す言葉の、何が司会に関係するの?

 

私は司会の師匠によく言われておりました。

 

「舞台の上では普段話している言葉しか出てきませんよ」

 

 

常に私の心に残っている言葉です。

 

じゃあ日常生活全てが司会に関わってくるってこと?

 

司会者とは、原稿を読むだけではありませんからね。

舞台に出てアドリブで喋るのが基本です。

 

となると、どうしても普段から使って自分に染み付いた言葉が、つい口から出てしまうんです。

 

言われてみれば、そうだなぁ

 

仕事の取引先との商談中に、つい素が出てしまってフランクな言葉になってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

少し言葉が崩れるくらいなんて可愛いものですけどね。

 

じゃあ、普段から丁寧な言葉で話すように気を付けてるの?

 

私は、そうしてます。

 

自分の呼び方

 

この一人称の「私」も、文章で書いているから私って言ってるわけではありませんよ。

家族と話す時でさえ、私は「私」って言います。

 

え!家族なのに!?

 

司会のために日常生活を犠牲にしてる?

 

そんな大げさなものではありません。

近しい人には「僕」って言いますし、昔からの友達や後輩には「俺」って言いますしね。

 

自分の呼び方を使い分けてるんだね

 

誰だって、学校の先生や、会社の人、友達、家族など、話す相手で話す言葉は変わりますよね。

それと同じようなものです。

 

ちなみに、この業界で私はまだ若輩ですから、舞台の上で「僕」って言っても自然です。

 

なので舞台では「私」か「僕」で話しています

 

綺麗な言葉を使おう

 

日常生活で気を付けていることって、自分の呼び方だけ?

 

そんなに気を張っていては会話ができませんからね。

ただ、綺麗な言葉を使うようには気を付けています。

 

綺麗な言葉?

 

人を不快にさせる言葉は普段でもなるべく使いません。

自分に向けてじゃなくても、罵詈雑言を聞いて、楽しい人はいませんよね?

 

司会者としてお客様に楽しんでいただきたいのに、言葉で不愉快にさせては本末転倒です。

 

「バカ!」とか「アホ!」とかの言葉を使わないんだ

 

日常でも使いませんね。

言うとしたら「愚物」とか「俗物」と言いますね。

 

え、よく分からないけど・・・。意味はほとんど変わらなくない?

 

冗談です(笑)

 

冗談が分かりにくい!

 

言うとしても、「これはいけません」とか「それはどうでしょうね」とかその程度でしょうか。

 

前向きに日々を生きよう

 

綺麗な言葉と同じようなことですが、すべての物事を前向きに捉えるようにしています。

 

どういうこと?

 

たとえば歌の発表会です。

歌い手さんが出だしを間違えて、もう一回その人が最初から歌い直しになった場面を想像してください。

でも、音響の準備に手間取ってしまい、司会者が舞台に出て繋がなくてはいけません。

 

想像してるよ。歌い手の人が、舞台で困っちゃってる

 

一生懸命練習してきたのに、緊張して間違えちゃって、かわいそう

 

そうです。不安なのは歌い手さんですね。

 

こんな時に、司会者がこう言ったらどうでしょう。

 

「皆様、バネを知ってますか?びょ~んと跳ぶあのバネです。」

 

何の話だろう?

 

「あのバネは、ただそのままでは跳びません。一度グッと下に沈み込むから、その後高く跳べるんです」

 

その通りだわ

 

「ですから○○さんも、バネが高く跳ぶように、これをバネにより良い歌を歌ってください!

 

素敵!

 

あるいはこう言ってもいいかも知れません。

 

もう一回歌えて、お得ですね!

 

前向きすぎるよ!

 

いずれにしても、これで歌い手さんの不安は、少しでも解消すると思いませんか?

 

思う!

 

さりげない優しさが光る司会者ね!

 

このように前向きな発言や発想は、日々の日常生活を前向きに生きていないと出てきません。

 

舞台の上で人に勇気を送るためにも、私は普段から言葉だけでなくすべての物事を前向きに捉えるようにしています。

 

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伝わる言葉を使おう

 

他に気を付けていることはあるの?

 

司会者がいる舞台の特性上、お客様は年代が上の方が多くなります。

ですから、伝わる言葉を使うように気を付けています。

 

伝わる言葉?

 

つまり、伝わらない言葉を使わない、ということです。

たとえば「エモい」と言っても、ご年配のお客様には何のことやら分かりません。

 

そりゃそうよね

 

伝わらないことを喋っては、外国語を話しているのと同じです。

司会者がいる意味がありませんね。

 

他にも、伝わるかも知れませんが「ヤバい」「(ハン)パない」と言った言葉も使いません。

 

聞く方が普段使っていない言葉は、違和感を覚えてしまいますからね。

 

なんか色々窮屈そうだなぁ

 

そうでもありませんよ。

自然と体に染みつきますから。

 

こうやって紹介しましたが、私も日常生活で「ヤバい」くらいは使いますしね。

慣れると、話す相手の年代やキャラを考えて、言葉を使い分けられるようになります。

 

舞台の上で好き勝手に喋れるようになるのもすぐですよ!

 

 

まとめ

 

日常生活での言葉遣いについて、分かりましたか?

もう一度今回のポイントを出しましょう。

 

POINT
  • 普段の言葉が舞台で出る
  • 前向きに生きよう
  • 綺麗な言葉、伝わる言葉を使う

 

よく分かったわ!司会者は普段から言葉遣いに気を付けるのね

 

うむ。余も普段から言葉遣いに気を付けるぞよ

 

・・・え。急にどうしたの?

 

なりたいものになるには、言葉遣いに気を付ける必要があるのであろう?余は王様になりたいから、王様の言葉遣いを普段からすることにしたのである!

 

・・・突然のキャラ付け!!

 

以上

「司会者のこだわり 普段の言葉に気を付けて前向きに生きよう」でした♪