設定 ブログを表示 慶舟のハピハピシップ

テレビ・ラジオに出ない理由!~師匠の教えをいつも心に~

「司会者のこだわり」第49弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は「テレビ・ラジオの放送関係の仕事をしない」ことについてお話しします。

 

今回のポイント
  • テレビの仕事だけで生活している芸能人はごく僅か
  • 放送関係の仕事をすると勘違いしやすい
  • 舞台の司会が本業
  • 師匠の教えをいつも胸に秘めて

 

 

放送の仕事のみで生活している芸能人はごく僅か

 

私たちが普段目にする芸能人の方は、ほとんどがテレビに出演している方です。

 

テレビに出演?

 

ドラマでも、ニュースでも、音楽でも、CMでも。

テレビで見る俳優アーティスト芸人タレントを、私たちは芸能人と認識します。

 

それはそうよ。それ以外で見ることないし

 

しかし、テレビには出ずに、それ以外の分野で活躍している芸能人の方も多くいます。

 

それ以外の分野って?

 

今の時代だと、YouTubeがすぐに思いつきますね。

ユーチューバー自体が芸能人みたいなものですし、多くの芸能人がユーチューバーになっています。

 

みんな自分のチャンネルを開設しているわ

 

他には、私の様に舞台専門の人もいます。

 

あまり舞台って見に行く機会ないけど……

 

そうでもありませんよ。

アーティストのLIVE・コンサートと同じようなものだと思えば、一度も行ったことがない人はまずいないでしょう。

 

そう言われれば、行ったことあるわ

 

お笑いライブ演劇の舞台お祭りのステージなど、それらも含めて考えると、テレビの仕事のみで生活できる芸能人の方が、極めて稀になります。

 

そうなの!?

 

少し時事ネタが入りますが、コロナウイルスが流行した時に、ニュースでたくさん見ませんでしたか?

「イベント開催できず、損失甚大」と。

 

見たわ!

 

何百億円も損害が出るほど、イベントは数多く、また大きく開催されています。

たくさんの芸能人がイベントの収入を当てにしていると言うことも、自ずと分かりますね。

 

f:id:KEISHU:20200405202651j:plain

放送関係に出ない理由

なぜ出ないのか?

 

さて話を戻しますが、そのようにテレビに出ないで活動している方が大多数を占める、この芸能界。

なぜテレビに出ないのでしょうか。

 

なぜって……

 

出たくても出られないんじゃないの?

 

その通り。

テレビ局にもメリットがないと、その芸能人を起用しませんから、番組に出たいと言って出られるものではありません

 

そんなテレビに出ない芸能人の中でも、私はまた別の理由でテレビに出ておりません。

 

違う理由があるの?

 

それを説明していく前に、一言、断りを入れさせて頂きます。

 

まず、私は自分で自分を、芸能人だと思っておりません。

芸を仕事にしていますが、メインはただの司会者です。

ブログで説明するために、ここでは芸能人くくりにしてしまうことをお許しください。

 

自分で言ったら、なんとなく偉そうに聞こえるもんね

 

f:id:KEISHU:20190927183335j:plain

師匠の教え~勘違いをしてはいけない~

 

私の師匠の深川導運先生が、テレビでタレントをしていたという話は、以前にブログでさせて頂きました。

keishu.hatenablog.com

 

聞いた覚えあるよ!

 

北海道のテレビに毎日出ていましたし、CMにも起用されていました。

しかも、何局もの番組でレギュラーを持っていました。

 

すごいわね

 

以前に教えていた弟子がテレビに出たがった時に、懇意のプロデューサーを紹介してあげたこともあるそうです。

コネを使うのが好きな師匠ではないのですが、その時の弟子は結果として、番組を持たせてもらったそうです。

 

弟子思いの師匠だね

 

それ程の方ですから、テレビに出なくなった今も、TV局とのコネクションを持っています。

 

じゃあ、自分もテレビに出たいって言ったら、口利いてもらえるかな!

 

そういうのが好きじゃない人って言ってたでしょ!

 

私が弟子入りした時に、師匠に言われたことがあります。

 

「すぐに放送*1に出ると、自分が偉くなったと勘違いをしてしまいますよ」

 

……う!

 

アンタみたいなミーハーな人には、良い釘刺しだわ

 

50年以上芸能界で生きてきた師匠です。

今までに色々な人を見てきたのでしょう。

 

若くしてテレビに出たことで、天下を取ったと傲慢になった人もいたのでしょう。

下積みをせずに有名になったことで、慢心で身を滅ぼした人もいたのでしょう。

 

全ては、私のことを思っての教えです。

 

よい師匠だなぁ

 

ホントね!

 

なので、私は師匠から放送業界を紹介してもらうことは、一度もありませんでした

師匠を知っているテレビ局の偉い方とお会いした時も、私を売り込むことは全くしません。

 

私は舞台専門で司会をしているとは言え、放送関係も同じ芸能界

知り合った歌手の方や作詞家・作曲家の先生が、ラジオ番組を持っていることもあります

そうなるとテレビよりも簡単にゲストを呼びやすいので、弟子入りしたての頃は、その方達によく声を掛けられたものです。

 

「いい声をしてるなぁ。俺のラジオに今度遊びに来いよ!」

 

めっちゃいい人じゃん!

 

ありがたい話です。

しかし、私の師匠が全てお断りしていました。

 

もったいない!

 

f:id:KEISHU:20191223152724j:plain

師匠の教え2~舞台の司会者~

 

もう一つ、師匠から教わった大事なことがあります。

 

「色々と仕事をしてきましたが、私は舞台が好きですね」

 

どういうこと?

 

テレビ番組に出たりCMに出たりしてきたけれど、舞台の司会者が自分の本業だ、と言うことです。

名声に惑わされず、自分の原点をしっかりと見極めている、師匠ならではの教えです。

 

素敵な師匠ね

 

私も師匠の弟子として、この言葉を常に心に刻んでいます

独り立ちした今も、舞台の仕事をする時は「舞台の司会が自分の本業!」と再確認して、マイクを持っております。

 

f:id:KEISHU:20200408191200j:plain

まとめ

 

今回のポイント
  • テレビの仕事だけで生活している芸能人はごく僅か
  • 放送関係の仕事をすると勘違いしやすい
  • 舞台の司会が本業
  • 師匠の教えをいつも胸に秘めて

 

「テレビ・ラジオの放送関係の仕事をしない」について、お分かりいただけたでしょうか。

 

よく分かったよ!

 

自分のことを偉そうに芸能人と言うのではなくて、「ただの司会者」と言うのも、このような師匠の教えの一つなのです。

 

謙虚な師匠ね

 

独り立ちした今も、この場合師匠なら何て言うかな?と考えながら司会をしております。

 

以上

「テレビ・ラジオに出ない理由!~師匠の教えをいつも心に~」でした♪

*1:テレビ・ラジオのこと