抽選会で当選発表!~間の取り方のコツ~司会者の技術を紹介
「司会者のこだわり」第41弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は『抽選会での数字の発表の間の取り方』についてお話しします。
- 当選番号発表の際は間の取り方に気を付けよう
- どんな状況にも適応する正解はない。自分なりに感覚を掴もう
- 間を取り過ぎないように気を付けよう
- あえて呼吸音を入れることで場を引き締めよう
前回の記事
当選番号発表の間の取り方
お客様へ伝える工夫
数字の発表の間の取り方?
当選番号を読み上げる抽選会を想像してください。
ステージの上で、抽選箱から当たりが引かれます。
当たりの番号が気になるわ!
当然、お客様からは当選番号が見えません。
司会者が数字を分かりやすく、はっきりとマイクで伝えてあげないといけません。
そのコツは、前にブログで紹介したよね?
よく覚えてましたね。
そう、ただ数字を発表するだけでは、面白くありません。
そのため、様々工夫を凝らします。
大事なことよね
そのコツは今、ロジャー君が言ったように、過去のブログでお話ししました。
今回はさらなる工夫として、数字の発表の際の『間』に焦点を当ててみましょう。
間を取る間隔と感覚
『間』って、間隔を空けることだよね
音楽だと休符よね
なんで音楽で表現したの・・・?
意識的に喋らないことにより、お客様の意識を引きつけます。
自分の番号が当たりなのか外れなのか、緊張の一瞬ですからね。
その場合も、もちろん、ただ間を空ければ良いわけではありません。
プロのテクニックがあるのね
そう?数字を読む前に、ちょっと間を空ければいいんでしょ
その「間」とは、何秒くらいですか?
いや、何秒って・・・!ほんのちょっとでしょ?
では、その「ほんのちょっと」とは、コンマ何秒ですか?
そんなの、考えたこともないよ・・・!
普通は考えません。
ですが、喋りを仕事にしているプロなら、考えてしかるべきです。
そんなことまで考えてるのね
とは言っても、会場の雰囲気によっても、それはまちまちです。
会場が波を打ったように静まり返っている場合と、発表を今か今かと間って盛り上がっている場合では、間の取り方も変わってきます。
じゃあ、正解はないんじゃん
ないと言えば、その通り。
正解はありません。
その抽選会が行われるまでにかかったイベントの時間や、抽選会中にかかった時間、さらにはお客様の疲れ具合によっても、間の取り方は違いますからね。
しかし、何度も経験することによって培われる感覚は、間違いなくあります。
熟練者ならではね
失敗談
私の失敗談として、間を取り過ぎたことがあります。
間を取り過ぎた?
お客様を焦らした方が盛り上がると、勘違いしていた時期があったんです。
そのため、とにかく数字の発表をもったいぶってました。
どんな感じ?
通常が「当選番号は・・・○○○○です!!」くらいだとすると、
その時は
「当選番号は・・・・・・・・・・・・・・・○○○○です!!」
って感じで、間を長く取っていたんです。
なっ・・・・・・が!!
私のマネをしなくてもいいんですよ!
抽選会ではたくさんの賞品がありますから、当選番号の発表も当然何回もあります。
最後の方で長くするならそれほど支障はないのですが、序盤で間を取ってしまったら大変です。
どういうこと?
良い賞品が出てくる後半で、前半より間を取らなかったとしたら、バランスが悪いですよね。
序盤で間を取ってしまうと、後半はもっともっと、間を取らないといけなくなるんです。
なるほど!
そのため、その時は序盤で間を取ってしまっていたために、後半は話している自分でも「長いなぁ」と感じるほどの、間ができてしまっていました。
司会者が長く感じるなら、どうしようもないわね
極めつけは、最後の特賞の発表の時でした。
間を取り過ぎたことにより、イベント終了後に主催者の方に
「ずいぶんとまぁ!最後はもったいぶったな!」
と言われてしまったのです。
一応聞くけど、褒めていた感じじゃなく?
褒めてた感じってどんなのよ!
ほら、「もったいぶったことで、すごく良かったよ!」みたいな
そんなわけないじゃない
えぇ、明らかに、褒めてませんでした。
それ以来反省し、間の取り方についても、もっと研究するようになりました。
間の取り方以外のテクニック
呼吸音をマイクに入れる
間の取り方については長年の感覚で鍛えるとしても、小技としてのテクニックはあります。
どんなの?
『当選番号発表の時に、 息を吸う音を入れる』です。
普段はブレス音を入れないように話すんですけどね。
この場合は特別です。
どんな感じ?
参考例を出すと、
「当選番号は!・・・スゥッ(息を吸う音)・・・○○○○です!」
と、こんな感じです。
おぉ!
あえて呼吸音をお客様に聞かせることで、「ここから発表ですよ!」「間を取るから緊張して待ってください!」と、暗に伝えているんです。
たしかに、緊張度合いが変わってくるわ
さらっと聞いているだけでは、意外と気付かないテクニックです。
個人的なお手本
テクニックとはまた少し違うのですが、私が個人的に参考にしている発表の仕方があります。
どんなの?
それは、ダウンタウンの浜ちゃんの発表の仕方です。
浜ちゃん?
よくテレビ番組で聞くことがあると思います。
浜ちゃん独特の、疲れを知らない高い声で、
「優勝はーーー・・・!!」
あの感じです。
なんとなく分かる
あの発表は、物凄く上手だと、密かに尊敬しています。
私はいつも最高賞品を発表する時、頭の中で浜ちゃんを思い描いて、当選番号を読み上げています。
まとめ
- 当選番号発表の際は間の取り方に気を付けよう
- どんな状況にも適応する正解はない。自分なりに感覚を掴もう
- 間を取り過ぎないように気を付けよう
- あえて呼吸音を入れることで場を引き締めよう
『抽選会での数字の発表の間の取り方』について、お分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
トライ&エラーで、何度も繰り返せば、すぐに感覚を掴めますよ。
一朝一夕には習得できないのね
以上
「抽選会で当選発表!~間の取り方のコツ~司会者の技術を紹介」でした♪
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