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司会者はピアノを弾けて太鼓も叩けないと務まらない仕事!?

「司会者のこだわり」第46弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は「司会者の生演奏」についてお話しします。

 

今回のポイント
  • 司会者はピアノを弾く必要があった
  • 太鼓を叩く必要もあった

 

前回の記事

keishu.hatenablog.com

 

生演奏

イベントは全て生音

 

司会者の生演奏?

 

ひょっとして、司会者は司会をするだけだと思ってますか?

 

だって、司会をするから司会者でしょ?

 

今の時代はそうですね。

しかし私の師匠の若かりし頃、昭和の時代は違いました。

楽器もできなければいけなかったのです。

 

そうなの!?

 

大変そう!

 

私の師匠はピアノを弾いて、太鼓を叩いていたと言っていました。

詳しく説明していきましょう。

 

ピアノ

 

まず大事な前提として、当時はカラオケがありません。

 

カラオケがないの!?

 

そのため、パーティーやイベントで流れる音源は、全て生演奏が基本です。

 

とても贅沢ね!

 

当時は結婚式の数も多く、午前・午後・夜と一日3本入っていたそうです。

今では考えられない、すごい時代です。

 

その結婚式も、当然ですが音楽は生演奏です。

しかし夜の結婚式の場合、演奏者は最後まで会場にいることはありません。

 

最後までいないの?

 

途中で帰ります。

 

何で?仕事なのに

 

夜から夜中まで、今度はキャバレーでの演奏が予定されているからです。

仕事がブッキングして、最初の仕事を途中でやめてしまうのも、当時だからできたことでしょうね。

 

結婚式はどうするの?

 

そうよ、途中で音楽がなくなっちゃうわ

 

結婚式の最後の方は余興のカラオケぐらいしかなく、必要なのは伴奏のピアノだけです。

そこで司会者の出番がきます。

 

「次のイベントで返してくれ。あとは頼んだ」と演奏者から楽譜を渡され、司会者がピアノを弾くことになるのです!

 

ムチャぶり……!

 

司会者として曲の紹介をしたら、次はピアニストとしてピアノ演奏ですからね。

これも、今の時代では考えられませんね。

 

ピアノを弾けないとダメね

 

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太鼓

 

もう一つ、太鼓の演奏についても紹介しましょう。

 

太鼓って、お祭りでドンドン叩くあの太鼓?

 

そのイメージが強いですよね。

太鼓には色々種類があり、ここで指す太鼓は小さい「締め太鼓」のことです。

 

歌のリズムを取るために使われ、若者風に言うとドラムのような役割を果たします。

 

それなら分かりやすいわ

 

昭和の時代は、民謡や尺八・琴・三味線などの伝統芸能のイベントが多くありました。

そのため様々な会場で、リズム隊の要である、太鼓が必要になります。

 

しかし今と変わらないのは、どのイベントも経費節約をしたいということ。

なるべくなら、演奏者を少なくしてコストカットをしたいわけです。

 

あまり聞きたくない裏話だなぁ

 

夢を見させて欲しいわよね

 

そこで、司会者はトークスキルと共に、太鼓を叩きこまれます。

私の師匠も、民謡歌手・尺八or三味線・太鼓(師匠)の3人で、よく北海道中を回ったと言っていました。

 

結婚式と同じで、司会もしながら……なの?

 

そうです、あくまでも司会者ですからね!

 

太鼓のプロの人はいなかったの?

 

芸能界ですから、もちろん太鼓のプロもいましたよ。

その人はその仕事で、キチンと生活していたことでしょう。

 

念のために言っておきますが、ここで紹介したのは、全てのイベントに共通することではありません。

太鼓は太鼓で、プロと素人とでは音の響きが全然違うことにも、言及しておきます。

 

太鼓はリズムを取るだけで良いから、その分の費用を節約したい、というイベントプロモーターが当時はそこそこいた、ということですね。

 

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まとめ

 

今回のポイント
  • 司会者はピアノを弾く必要があった
  • 太鼓を叩く必要もあった

 

「司会者の生演奏」について、お分かりいただけたでしょうか?

 

よく分かったよ!

 

マルチプレーヤーじゃないと、司会者はできないのねわ

 

軽い気持ちで司会者になろうかと思ってたけど、ピアノ弾けないしやめようかな

 

あら?ピアノを練習すればいいだけじゃない

 

どうやって練習したらいいか分からないし……そうだ!

 

何かいい考えがあるの?

 

師匠にお願いして、僕にピアノを教えてもらってよ!

 

あ、いい案ね!やっぱりできる人に教えて欲しいし!

 

あの……二人とも。

 

何?

 

ダメなの?

 

いえ、そもそも今の時代に、司会者がピアノを弾く必要はないのですが……。

 

……!!

 

……!!

 

以上

「司会者はピアノを弾けて太鼓も叩けないと務まらない仕事!?」でした♪