コロナウイルスに負けない!~仕事がなくなっても未来を見て
今回は時事的な話をします。
そう、世界を震撼させている、コロナウイルスの話です。
コロナウイルス
外出できない
コロナウイルスの感染はWHOにもパンデミックと定義され、その影響はとどまるところを知りません。
安倍首相が「不要不急の外出を控える」ように言ったのが2020年2月15日。
鈴木直道北海道知事が「緊急事態宣言」を発表したのが2020年2月28日。
札幌に住んでいる私はちゃんと言いつけを守って、週末は外出しないで家で過ごしておりました。
北海道の人はほとんどが知事の言うとおりにしたようで、「すすきのから人が消えた」とニュースでも取り上げられていましたね。
札幌市民の素晴らしい人間性
思い返せば2018年9月8日の北海道胆振東部地震でも、札幌市民は自発的に、素晴らしい規律の元に生きていました。
当時は全国ニュースでも報道されたのでまだ記憶に新しいでしょうが、札幌市内は全て停電になりました。
そのため、信号機は何も点いていません。
それなのに歩行者と車は互いに道を譲り合い、警察が交通規制の誘導をしなくても、事故なく往来をしていたんです。
交差点でさえも、まるで信号が点いているかのように、車が行きかうんです。
冬には互いに道を譲り合う、道民ならではの博愛精神が活かされました。
話を現在に戻して。
そんな札幌市民ですから、感染防止のために外出を控えるように言われたら、ちゃんと言いつけを守るんですね。
素晴らしい人間性です。
鈴木北海道知事の「緊急事態宣言」を受けて、私も外出を控えたと言いましたが、私の仕事は司会がメインです。
つまり、基本はイベントが行われる、土日が仕事です。
と言うことは、私は仕事に行ってないわけです。
もちろん、鈴木知事の「緊急事態宣言」を律儀に守るために、仕事を休んだわけではありません。
そもそもの仕事がないんです。
仕事がない
司会
司会者と言えば、どんな仕事を思い浮かべるでしょう。
結婚式?舞台のイベント?葬儀?
どれも正解ですが、自粛ムードの前では全ての仕事がなくなりました。
(人が亡くなるのは不可避のため葬儀は毎日ありますが、私は葬儀の仕事をしておりません)
結婚式ですら自粛ですし、イベントも軒並み中止か延期。
そもそも、そんな風に人が集まる閉鎖空間に、わざわざ出かけようとしませんもんね。
つい先日もニュース番組で、コロナウイルスの影響により「日本のイベント関係の団体が450億円の損失!」と見たばかりです。
株価に影響が出たり、倒産する会社が出たり、内定取り消しがあったり、従業員の解雇があったり。
ここで私が言うまでもなく、色々な面で経済的損失が出ています。
もちろん、芸能界やイベント業界も言わずもがなであります。
私自身、3月に予定されていた舞台の司会の仕事も全て延期か中止になり、一本も司会の仕事がありませんでした。
私は一匹狼のフリーランスでやっているから少しくらい耐えられますが、従業員がいる会社経営者であれば、誇張抜きに死活問題です。
さらに言うと、私は家族がいない独り者だからまだよいです。
これで家庭を持っていたら、バイトに行くことを考えていたことでしょう。
未来を憂うより、まずは目先の生活が大事ですからね。
芸能界・イベント業界
仕事関係の人に話を聞いても、業界全体がイベントを行えないので、どこも似たような不景気な話ばかりです。
イベントがないだけで、私みたいな司会者だけでなく、演者・音響・照明も仕事が全くなくなります。
関係する業種で言えば、お花屋・輸送業・印刷業・グッズ製造業も影響が出ます。
地元タレントはスナックを経営している方が多いので、副業で行っている飲食店も商売あがったりになります。
先日私も、知人のご夫婦が経営しているスナックにお邪魔してきましたが、「基本閉店にしておいて、常連さんから遊びに行くと連絡があった時だけオープンにしている」と話していました。
開店休業状態だと、経費だけが赤字になっていくので、さもありなんですね。
私の師匠の深川導運先生は現在75歳で、この業界で50年以上活動しており、今も現役の司会者兼タレントです。
その師匠でさえも、「こんなに仕事がなくなる事は初めてだ」と話しておりました。
未来
とまあ現状の芸能界、イベント業界はこんな感じです。
「緊急事態宣言」が出された北海道以外の土地だと、また少し違うかも知れません。
ここまでマイナスなことばかりを話しましたが、今回はネガティブな話がしたいのではありません。
今のは、あくまでも現状を確認するための話です。
一番伝えたいのはここです。
仕事がないからと言って、毎日遊んでいるわけにはいきません。
収入があろうがなかろうが、今はグッと堪えて、力を付ける時期です。
花だって、寒い冬の時期を我慢して力を蓄えるからこそ、芽吹きの春で爛漫と咲き薫れるのです。
私たち人間も同じく、この忍耐の期間に何をしたかによって、コロナウイルスがおさまった後の仕事が変わってきます。
不遇な現状を嘆くより、未来に向かって少しでもできることをしよう!
と言うのが、今回の最大のテーマです。
とは言っても、何をしてよいか分からない方も多いでしょう。
何か行動を起こしても、すぐに成果が目に見えるわけでもなく、自信とやる気がなくなっていくこともあります。
そんな中でも、
臥薪嘗胆で負けなかった人にこそ、
必ず勝利の春は訪れます!
私も、そう自分に言い聞かせて、行動を起こし始めたところです。
少しずつでも、一緒に前進していきましょう!
以上
「コロナウイルスに負けない!~仕事がなくなっても未来を見て」