議員を「先生」と呼ぶメリット~呼び方一つに多くの理由が~
「司会者のこだわり」第51弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「議員のことを『先生』と呼ぶメリット」についてお話しします。
- 誰が相手でも使える呼び方
- 呼び方一つで機嫌を損ねることもある
「先生」と呼ぶメリット
議員のことを「先生」と呼ぶ話を前にしたのを、覚えていますか?
覚えてるよ!
本当は、衆議院議員の代議士にしか使っちゃいけないんでしょ!
その通りです。
こちらの記事で解説しました。
間違いであっても、わざと「先生」と呼ぶことで相手を立てる、と話しました。
今回はその続きとなる、「先生」と呼ぶことのメリットを紹介していきます。
メリット?
もちろん、呼び方一つ取っても、メリットは色々と考えつくと思います。
一つだけ俗なことを挙げるとすれば、「相手を良い気持ちにさせて自分の印象を良くする」とか。
嫌な話ね……
誤解しないでください。
私は基本的にどんな議員が相手でも、舞台の上でなければ「さん」付けか正確な「役職」で呼んでいます。
それは国政に関わる衆議院議員でも参議院議員でも、地方自治体の村役場の議員でも変わりません。
ここで言うメリットとは、司会者の立場からしたメリットです。
どんなメリットがあるの?
その長所とは、「誰が相手でも使える呼び方」ということです。
誰が相手でも?
イベントの仕事をしていると、たくさんの議員と知り合うことになります。
え、どうして?
イベントに、来賓で来られることが多いからです。
地方自治体が開催するお祭りなどは、特にですね。
なるほどね
議員のイメージ
たくさんの議員と知り合えば、ふとした時に相手の所属している議会を忘れることがあります。
そんなことある?
近隣の市町村が集まって、イベントが開催されることがあります。
そういう場では、村議会議員や町議会議員、市議会議員など、色々な議会の議員が集結します。
それらを絶対に間違えないで「村議」「町議」「市議」と呼ぶのは、現実には不可能だと思いませんか?
言われてみれば、確かにそうね
そういう時にどうするか。
そう。
「先生」と呼べば、全て解決です。
おぉ~!
相手のことについて間違えるのは、人前で進行を務める司会者として、一番してはいけないことです。
少しでも失敗の可能性を低くするために、できる限りの策を立てておきましょう。
転ばぬ先の杖ね!
もう一つ。
失礼な話ですが、万が一、相手のお名前をど忘れした時にも、「先生」の呼称で切り抜けることができます。
そんなこと、ここで言っちゃうの……
万が一ですよ!
例えばの話で、実際にはありませんから!
万が一のその時に役立つ、「先生」呼びの利点ですね!
これは舞台の上でど忘れした時もやってるわね……
転ばぬ先の杖を用意しよう!
師匠の教え~「先生」という呼び方について
私の司会の師匠である、深川導運先生について、今までに何度もブログで紹介しています。
たとえばこの記事とか。
何回も聞いたよ!
その師匠の呼び方ですが、私は当然「先生」と呼んでいます。
お師匠様だものね
しかし師匠は、生き馬の目を抜く芸能界で、50年以上活躍して来られた方です。
大ベテランですので、関わる人のほとんどが「先生」と呼びます。
え、弟子じゃないのに?
議員や社長、歌手にタレント、色んな人が「先生」と呼びます。
それだけ尊敬を集めている方なわけです。
すごいのね
仕事で占い鑑定をすることも影響しています。
占い師のことを「先生」ということもありますからね。
その先生が、私に教えてくれたことがあります。
師匠の大事な教えだ!
何を教えてくれたの?
冗談っぽくでしたが、自分の実体験です。
要約するとこんな感じになります。
- 最初は「先生」と呼ばれるのがむず痒かった
- 慣れて来ると、「先生」と呼ばれないと気になるようになった
師匠はお笑い系の人ですので、「『先生』と言われなければ振り向きたくありませんでしたよ!」と言って、和やかな雰囲気にしてくれました。
面白い先生だね!
つまり「『先生』と呼ばれないと、気に障る人がいる」ということを、私に教えてくださったのです。
なるほど!
「先生と言われるほどの馬鹿でなし(先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし)」
という、ことわざもあります。
「先生」と呼ばれることで、調子に乗ってしまう人は現実にいます。
議員の中には、そうならないように「先生」と呼ばないようにする方もいます。
立派な心掛けだ
「なぜ議員を『先生』と呼ぶの?」「議員を『先生』と言うのはおかしいよ」という声もあるくらいですからね。
私が司会者を続けていく上で、相手の呼び方一つとっても気を付けていかないといけないことだと、実感を込めて教えてくださった先生には、感謝しかありません。
常に感謝の気持ちを持って
まとめ
- 誰が相手でも使える呼び方
- 呼び方一つで機嫌を損ねることもある
「議員のことを『先生』と呼ぶメリット」についてお分かりいただけたでしょうか
よく分かったよ!
「先生」って呼び方は、色々なことに気を使った結果だったのね
結果だけ見ると、気を使った割には十把一絡げな「先生」という呼び方になっているのも、また不思議なものですね。
以上
「議員を「先生」と呼ぶメリット~呼び方一つに多くの理由が~」でした♪