英会話の実体験~夢の中で英語を喋る・考え事を英語でする
「正しい勉強の仕方」第28弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は前回予告した通り、「英会話に関する話」を、実体験を交えてお話しします。
- 中学生レベルの英語で十分!
- 夢の中でも英語を話すようになろう!
- 考え事も英語でするようになろう!
前回の記事
英会話に関する話
早稲田大学法学部の英語授業
英会話に関する話って、どんなこと?
ためになる話や、トリビアみたいな話です。
まず最初に、私が通っていた早稲田大学法学部で行っていた、英語の授業の話をしましょう。
早稲田大学の英語の授業だし、難しいのかな?
ネイティブの外人先生と生徒3人の合計4人で、英語しか使えないグループディスカッションの授業です。
英語しか使えないの!?
激ムズじゃない!
内容は簡単ですよ。
子どもでも話せるテーマで、ずっと雑談するだけです。
いや、英語を話すことが難しくない?
そうなんです。
これがまぁみんな、何も喋れない。
やっぱり難しいんだ・・・
ですが授業に参加している生徒たちは、仮にも早稲田大学法学部生です。
日本でも最難関の入学試験に合格できるのですから、普通に考えれば英語の成績だって、日本の上位1%に入る連中の集まりのはずです。
ハードル上げるね!
英語が得意でない人もいたでしょうけどね。
簡単な単語が分からない
そんなエリート達なのに、会話となったら中学生レベルの英語ですら、全く話すことができないんです。
なんでかしら?単語はたくさん知ってるんでしょ?
たくさんの単語を知っていますが、会話で使うかというと、少し違うんです。
たとえば、『根源的な』『抽象的な』といった、日常生活で使わない英単語は知ってます。
日本語でも、あまり意味が分からないよ・・・
なのに、『かゆい』『まぶた』といった、幼稚園児でさえ分かる英単語が、さっぱり分からないんです。
・・・あ、ホントだ!分からない!
受験で覚える英語と、会話で使う英語が、あまりにもかけ離れていると認識しました。
そういう理由で、英会話ができないんだね
いえ、英単語を知らないくらいは、何とでもなりますよ。
最大の理由は前回のブログでもお話しした通り、英語で喋らないという、その一点につきます。
英会話に必要なレベル
そして実際の英会話では、難しい英単語を話す必要はありません。
今話したように、簡単な言葉でも知らない英単語はたくさんあります。
それでも、簡単な言葉なんですから、ジェスチャーでなんとかなります。
それはそうよね
大事なのは伝えようとする意志です。
いいこと言うね!
英会話の勉強方法ではありませんけどね。
さらに言うと、日常生活の会話の中では、基本的な文法しか使いません。
つまり日本で学習する、中学生レベルの英語を話せれば、ネイティブとの会話はできるということです。
英会話に難しい受験英語は必要ないのね
その中学生レベルの英語ですら、いざ英会話となったらなかなか出てこないんですけどね。
なので英会話が上手くなりたい方は、難しく考えず、とにかく相手に話しかけましょう。
海外滞在(日本語が使えない状況)
夢の中でも英会話
前回お話ししたように、毎日英語で会話をしているとしましょう。
そうしている時に、自分がどれくらい英語に染まっているかを計る、指針となる基準があります。
英語に染まる?
どれくらい英語漬けの日々を送っているかと言うことです。
その指針の一つが、『夢の中で英語で会話すること』です。
夢?寝てる時に見る?
つまり、他人と会話するわけじゃないんだね
私は海外の英語圏に、何週間か滞在していたことがあります。
しかし周囲に日本人は私一人だったので、何が何でも英語で話すしかありません。
元々英語が話せたんでしょ?
先ほど、早稲田大学での授業の話をしたじゃありませんか。
中学生レベルの英語ですら、満足に話せませんよ。
でも、たくさん英単語や熟語を知ってたんでしょ?
いえ、英語を使わなくなって何年も経ってる時の話なので、ほとんど覚えておりません。
会話の中で、英単語を思い出していく、綱渡りのような感じでしたね。
じゃあ、頑張って英語で話したのね
そうです。
そうして一週間くらい経った頃でしょうか。
夢の中でも、自分が英語で会話しておりました。
もうネイティブだね!
たどたどしい英語ですけどね。
ですが夢の中でも英語で話していた時は、自分でも英会話の自信がついたと確信できるタイミングだったと思います。
頭の中でも英語で考える
もう一つの指針を教えましょう。
それは『頭の中で英語で考えること』です。
え?話す前は誰だって、頭の中で考えるでしょ?
いえいえ、英会話に慣れていない時は、まず頭の中で日本語で考えます。
それを英語に翻訳して、英語を口から発します。
どういうこと?
たとえば友達と音楽の話をしていて、何の音楽が好きかを考えるとします。
そんな時の頭の中は
(自分はどんなジャンルの音楽が好きかな?)
→(あ!ロックが好きだ)
→(よし「I love rock」と言おう)
となりますね。
日本語でも、即答できない質問はあるわよね
即答できるできないは、この例えに関係ありません。
その最初の段階の自問自答するところが、英語漬けの日々を送っていると、すでに英語になっているということなんです。
最初から英語?
頭の中で考える時に
(What kind of music・・・*1
→(あ、今の自分、英語で考えてた!)
となる瞬間があります。
考え事も英語なんて、すごいね
すごくありませんよ。
現に私たちは今、日本語でそれが、できているじゃありませんか。
英会話を続けていれば、誰だって自然となります。
そのうち
「What kind of music do I like?・・・Umm... I like rock!」
と、英語で話しながら、頭の中で考えて返答できるようになります。
もうネイティブじゃない!
ネイティブほど、返答は早くできませんけどね。
私は二週間くらい経った頃には、そうなっていた覚えがあります。
ただそのような生活が長くなると、思わぬ弊害がありました。
え!どんなこと?
日本にいる家族とネットでやり取りをしていた時、逆に日本語が出てこなくなりました。
・・・そんなことある?
込み入った日本語が使えなくなり、簡単な文章ばかりになってしまいました。
そして、英語の文法に自然となることが多く、日本語の文章を書くと倒置法ばかりに。
最後に名詞や目的語がくる文法だね
全く日本語を使わないのも、良し悪しですね!
- 夢の中でも英語を話すようになろう!
- 考え事も英語でするようになろう!
海外滞在(日本語が使える状況)
英語圏に滞在したのとは、別の時の話です。
友達と二週間、アメリカに滞在したことがあります。
友達となら、楽しいわね
もちろん楽しい思い出しかありませんが、その友達も日本人ですから、お互いに日本語で会話をしていました。
つまり、英語を使うことがないんです。
友達以外とも話すことなかったの?
ご飯を食べたい時は、ハンバーガー屋やレストランでメニューを指させば、事足ります。
と言うか、日本人の観光客が多いハワイでしたので、簡単な日本語が通じたんです。
それじゃあ英語で話さないわね
滞在中に一度だけ地元の人たちの集まりに参加して、英語が飛び交う中を1時間真剣に聞いて、話したことがありましたけどね。
結局、二週間もアメリカにいたのに、英語を話す必要性がなかったので、全く英会話力は上達しませんでした。
やっぱり、周りでどれだけ英語を話してても・・・
自分で使わないと上達しないのね
まとめ
- 中学生レベルの英語で十分!
- 夢の中でも英語を話すようになろう!
- 考え事も英語でするようになろう!
「英会話に関する話」について、納得いただけたでしょうか?
よく分かったよ!
とにかく英会話は喋った方が上達するってことね!
そうです。
どんどん話していきましょうね。
よーし!たくさん喋るぞー!
(・・・前回と同じじゃない)
どうしたの?
ううん。で、何を喋るの?
Gagawin ko ang aking makakaya!
それ、タガログ語で「頑張るぞ!」って意味じゃない!!
前回の後、めっちゃ調べてきたんだね・・・
以上
「英会話の実体験~夢の中で英語を喋る・考え事を英語でする」でした♪
*1:何の音楽が好きか・・・