英会話が絶対に上達するおススメの方法!自身の体験談を元に
「正しい勉強の仕方」第81弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「英会話ができるようになる方法」を、自分の体験談も交えながらお話しします。
- 会話は中学生レベルの英語で十分!
- 夢の中や考え事も英語で話そう!
英会話力を上げる方法
英語で会話しよう
相手に伝わる場合
絶対の近道・究極のコツです。
何よりも、『常に英語で会話すること』が一番です。
英語で会話って言っても、そんな簡単にできないよ!
正しい英語が分からないし……
分からなくていいんです。
『文法が合っていようが間違っていようが』
『単語が合っていようが間違っていようが』
『発音がちゃんとできようができなかろうが』
とにかく会話するのが一番です。
間違っていたら、会話できなくない?
そんなことありませんよ。
私たちだって、外国の人が話す日本語の言葉が多少間違っていようが、意味は理解できますよね?
たとえば日本語に慣れない外国人に「わたし、なりたい、あなたが、友達で」と言われたとしましょう。
それでも私たちは、「あぁ、この人は私と友達になりたいんだな」と頭の中で変換して、ちゃんと言いたいことが通じます。
文法や細かい言葉は間違っているけど、伝わるわ
自分の拙い英語を相手が理解してくれる前提ですので、可能な限り会話相手はネイティブか、それと同じくらいに英語を話せる人がいいですね。
大事なのは、『自分の英語が相手に通じる』という経験を積むことです。
自信とともに、英語を話すのが楽しくなります。
これはどの言語でも、共通して言えることです。
相手に伝わらない場合
しかし、自分のたどたどしい英語を、相手が全て理解してくれるとは限りません。
自分がちゃんと話しているつもりでも、相手に伝わらないことは多いです。
そういう時はどうしたらいいの?
『文法が間違っているのか』
『英単語が間違っているのか』
『発音が間違っているのか』
などを考え、相手に伝わるように様々思考を巡らせ、解決策を探ります。
その中で特に大事なのが、『別の表現をする』ことです。
別の表現って?
参考までに、実際に私が経験した話をしましょう。
私と仲の良い友人で、日本語がある程度分かる外国人に、道案内する時のことです。
一緒にいた私ではない日本人が「電車に乗ったら終点で降りてください」と言いましたが、相手に伝わりません。
相手が日本人じゃないんだし、しょうがないよね
いえいえ、相手は日常会話できる日本語力があるので、これくらいの内容なら必ず理解できるはずなんです。
そこで私は、「もしかしたら分からない単語が文中にあるせいで、全体の意味が理解できないのかも知れない」と予想をつけました。
先の言葉の意味を変えずに、表現を少し変えて「電車に乗ったら最後の駅で降りてください」と言ったところ、その相手はすぐに内容を理解してくれました。
『終点』は分からなかったけど、『最後の駅』だと分かったのね
今の例えはネイティブが外国人に説明する話ですが、逆に外国人がネイティブに意思を伝えたい時も同じです。
このように、言葉の言い換えで相手に伝わることは多いんです。
単語だけでなく文章の表現も、同じような意味で様々に言い換えることができます。
英語で色んな言い方を知らないと、言い換えれなくない?
最初は言い換えれなくても、なんとかしようと頭を働かせるだけで十分です。
そのうち、色んな言い換えができるようになりますよ。
なぜなら、自分の言っている言葉を相手が理解した時に「あなたが言いたいことは○○ですか?」と言い換えてくれることが多いんです。
会話のたびにそれを繰り返すことで、様々な表現方法を知ることができるわけです。
言い換えてくれるなんて優しい人ね
いえいえ、日本人同士の会話でもよくあることですよ。
相手の話している内容を間違えて受け取らないように、確認の意味も含めて自分の言葉で相手に内容を確認する。
意外に普通にやっていませんか?
言われてみれば……
当たり前のことだわ
英会話ができない場合
文章を音読しよう
常にネイティブやそのレベルの人と、会話できない方も多いと思います。
英会話スクールに通うしかないね
お金かかるし、時間も必要よ
一人でどうにかしたいのであれば、英語の例文をとにかく音読しましょう。
目の前に何もなくても定型文が即座に頭に浮かぶようになれば、それを元に会話ができるようになります。
英語の例文ってどんなの?
文法がしっかりしているものが良いですが、「This is a pen.」といった例文をいくら読んでもあまり意味はありません。
日常生活で使う文章を音読しよう
ネイティブ同士の日常会話では、文法が崩れることが多いです。
基本が身についている人で、受験英語でなく会話力を鍛えたいのであれば、日常生活で使う文章が載っているテキストを買って声に出しましょう。
日常生活で使う?
例えば『gotta』です。
元々『have to(~しなければならない)』の口語表現(米語)で『have got to』があります。
これを短縮発音にして文字にすると『have gotta』になるのですが、会話では『have』が省略されることが多いんです。
え……!ちょっと待って!
もう意味が、よく分からないわ!
結果『gotta』だけで(~しなければならない)という意味になるんです。
押し切ったね
なので『You gotta study』で『あなたは勉強をしなければならない』になります。
このような表現方法を、受験英語で学ぶことはまずありません。
表現自体は簡単だけど、学習してなかったら意味が分からないわ
こういった英語表現は、受験英語では必要ない知識です。
会話力向上ではなく受験だけが目的であれば、日常会話用の英語は学ばないで、受験英語だけを学ぶことに割り切ってもよいでしょう。
英会話に関する話
早稲田大学法学部の英語授業
私の体験談を元に、英会話に関する話をしましょう。
英会話に関する話ってどんなこと?
私が通っていた早稲田大学法学部で行っていた、英語の授業があります。
ネイティブの外人先生と生徒3人の合計4人で、英語しか使えないグループディスカッションの授業です。
英語しか使えないの!?
内容は簡単ですよ。
子どもでも話せるテーマで、ずっと雑談するだけです。
英語を話すことが難しくない?
そうなんです。
実際に授業でも、これがまぁみんな、ほとんど喋れない。
やっぱり難しいのね……
ですが授業に参加している生徒たちは、仮にも早稲田大学法学部生です。
日本一の私立大学に合格できる実力を持っているのであれば、英語での日常会話くらい簡単にできそうですよね?
そういうイメージある!
簡単な単語が分からない
それなのにいざ会話となったら、中学生レベルの英語ですら全く話すことができないんです。
なんで?単語はたくさん知ってるんでしょ?
受験でたくさんの単語を覚えますが、それを会話で使うかというと、少し違うんです。
たとえば『根源的な』『抽象的な』といった、日常生活で使わない英単語は知ってます。
日本語でも、あまり意味が分からないよ……
なのに、『かゆい』『まぶた』といった、幼稚園児でさえ分かる英単語がさっぱり分からないんです。
……あ、ホントだ!私も分からない!
受験で覚える英語と、会話で使う英語が、あまりにもかけ離れていると認識しました。
そういう理由で英会話ができないの?
いえ、英単語が多少分からなくても、日常会話は何とでもなりますよ。
先述のように、単語を言い換えて表現することもできますし。
英会話に必要なレベル
紹介したように、簡単な言葉でも実は知らない英単語は、たくさんあります。
しかし簡単な言葉なんですから、ジェスチャーでなんとかなります。
『かゆい』と言いたければ、手でどこかを掻く素振りをすればいい。
『まぶた』を言いたければ、指で自分のまぶたを指せばいい。
大事なのは伝えようとする意志です。
なるほど!
それを言ってしまうと、英会話の勉強方法ではなくなってしまうんですけどね。
さらに言うと、日常生活の会話の中では、基本的な文法しか使いません。
つまり日本で学習する中学生レベルの英語を話せれば、ネイティブとの会話はできるということです。
英会話に難しい受験英語は必要ないのね
結局のところ早稲田大学法学部の学生たちは、英単語が分からなかったのではなくて、英語で話す自信がなかったから会話ができなかっただけです。
余談ではありますが、「なまじ学歴があるからこそ、プライドが邪魔をして完璧な英語でないと話せない」となってしまう心理があります。
英会話が上手くなりたい方は、失敗しても良いので、とにかく相手に話しかけましょう。
海外滞在(日本語が使えない状況)
夢の中でも英会話
毎日英語で会話をしている時に、自分がどれくらい英語に染まっているかを計る、指針があります。
英語に染まる?
どれくらい英語漬けの日々を送っているかと言うことです。
その指針の一つが、『夢の中で英語で会話すること』です。
夢?寝てる時に見る?
他人と会話するわけじゃないんだね
私は海外の英語圏に、何週間か滞在していたことがあります。
しかし周囲に日本人は私一人だったので、何が何でも英語で話すしかありません。
元から英語が話せたんでしょ?
先ほど早稲田大学での、授業の話をしたじゃありませんか。
中学生レベルの英語を、なんとかカタコトで話せるくらいでした。
でも、たくさん英単語や熟語を知ってたんでしょ?
この海外滞在時は、英語を使わなくなって何年も経っていたので、受験で覚えた英語はほとんど忘れておりました。
会話の中で英単語や表現方法を思い出していく、綱渡りのような毎日でしたね。
頑張って英語で話したのね
そうして一週間くらい経った頃のこと。
夢の中で自分が、英語を話しておりました。
もちろん夢の中の会話相手も、英語で喋ってます。
つまり、全て英語の夢です。
もうネイティブじゃん!
そんな上等なものではなく、たどたどしい英語ですけどね。
ですが英語で話す夢を見た時は、自分でも英会話の自信がついたと確信できるタイミングだったと思います。
頭の中でも英語で考える
もう一つの指針は『頭の中で英語で考えること』です。
英語を話すのに慣れてないと、頭の中で英語を考えるよね
ちょっと違います。
「英語を考える」のではなく、「英語で考える」のです。
どういうこと?
たとえば友達と音楽の話をしていて、何のジャンルの音楽が好きかを英語で言うとします。
そんな時の思考を辿ると
自分が好きな音楽ジャンルは何か?
↓
ロックが好き
↓
英語で「I like rock.」と言おう
↓
I like rock.
となります。
頭の中で言いたいことを英語に翻訳しているので、これが「英語を考える」ことになります。
「英語で考える」は?
これが「英語で考える」だと、最初の思考の時点で、すでに英語になっています。
最初から英語?
今の例をそのまま使うと
となります。
頭の中で翻訳しないから、返事が早くできるね
それは会話において大事なことですが、ここでのポイントはそこではありません。
思考が全て英語になっているということが重要なんです。
考え事が英語なんてすごい!
特別なことではありません。
英会話を続けていれば、誰だって自然となります。
えー、そうかなぁ
現に私たちは今、日本語でそれができているじゃありませんか。
子どももお年寄りも、誰でも同じようにできるのですから、特別な技能は必要ありません。
たしかに!
言葉とはそういうものです。
いずれ「What kind of music do I like? Umm... I like rock!」と、英語で話しながら、頭の中で考えて返答できるようになります。
もうネイティブじゃん!
- 夢の中でも英語を話すようになろう!
- 考え事も英語でするようになろう!
海外滞在(日本語が使える状況)
海外に行くだけでは英語が上達しない話もしておきましょう。
今紹介した海外滞在とは、別の時の話です。
友達と二週間、アメリカに滞在したことがあります。
友達となら楽しいわね
もちろん楽しい思い出しかありませんが、その友達も日本人ですから、お互いに日本語で会話をしていました。
つまり、英語を使う必要性がないんです。
友達以外と話すことなかったの?
ご飯を注文する時に、店員さんと英語で話すことはありました。
しかしメニューに書いてある単語を読むだけですし、もし英語が分からなかっとしてもメニューを指させば事足ります。
英語を使う場面がないのね
そんな感じで日本語しか話さなかったので、二週間アメリカにいたのに、全く英会話力は上達しませんでした。
やっぱり、周りでどれだけ英語を話してても……
自分で使わないと上達しないのね
まとめ
- 会話は中学生レベルの英語で十分!
- 夢の中や考え事も英語でしよう!
「英会話ができるようになる方法」について、お分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
とにかく英会話は喋った方が上達するってことね!
以上
「英会話が絶対に上達するおススメの方法!自身の体験談を元に」でした♪
※過去に公開した記事を編集・再構築しました
*1:日本語で「何の音楽が好きか……」