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週3本の小説朗読動画をYouTubeに投稿!その結果は?

YouTubeに新たに【名作小説朗読】動画を3本投稿したので、その収録の様子と、投稿後の反応について書き記します。

 

 

蜘蛛の糸

どんな作品?

 

蜘蛛の糸は国語や道徳の教科書に載っているので、日本国民ならほとんどの方がご存じのことでしょう。

1918年の発表なので、芥川龍之介が26歳の時の作品です。

 

人生でたった一度だけ良いことをした犍陀多(カンダタ)が、お釈迦様が垂らした蜘蛛の糸を登って、地獄から抜け出そうとする話です。

自分さえよければいいと他人を顧みなかった時、犍陀多は再び地獄に落ちました。

 

教科書に載るのも頷ける内容です。

 

動画公開後の分析

 

動画がこちらです。

youtu.be

 

公開から一週間経ち、やっと再生回数が10に到達しました。

最初の頃は1日に再生回数が1も増えないペースで、自分史上最低記録を出すかとドキドキしました。

 

分析では「インプレッション」に対する「クリック率」1.6%とここ最近では低い数値になっています。

自分としては良いサムネイルを作れたつもりだったのですが、上手くいかないものです。

 

新しい出会いを求めている人は、『蜘蛛の糸』は知っているお話だし、あまり聞こうとしないのかも知れませんね。

 

しかし「視聴者維持率」という項目は、だいたい60%と高水準。

10分ほどある朗読動画なので、たまたまクリックした割には、結構な時間を聞いてくれているのが分かります。

 

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どんな作品?

 

続いて朗読したのが、『沼』という作品です。

本編の最後に大正9年3月と書いてあり、額面通りに受け取れば、芥川龍之介が28歳の時の作品です。

 

沼に惹かれた男性が入水自殺をして、望んでいた不思議な世界を見れたという話です。

短編ですが、グッと引き込まれる魅力があるお話ですね。

 

自分がいる場所と違う世界に憧れるのは、いつの時代でも誰もが思うことだと、再認識させられます。

私個人的には、それで死んでしまうようでは全く生産性がないので、歯を食いしばって未来に生きる方が立派だと思います。

 

最終的に自殺したのを考えると、これもまた芥川龍之介らしい作品です。

 

動画公開後の分析

 

動画がこちらです。

youtu.be

 

上の『蜘蛛の糸』の2日後に公開しました。

一日に2回再生されるペースです。

 

「インプレッション」に対する「クリック率」3.1%と、良い数値です。

サムネイルは良い出来になっていることが分かります。

 

自画自賛ですが、『沼』という作品の透明感溢れる綺麗な青さと、死へと誘う悍ましい妖艶さを出せたかと思います。

 

「視聴者維持率」は、50%を越えています。

 

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クリックした人数は少なくとも、聞いた人はそれなりに満足している、と分かります。

そうでないと、すぐに朗読を聞くのをやめるでしょうからね。

 

魚服記

どんな作品?

 

週に3回は更新しようと決めたので、もう一つ短編を読むことにしました。

とはいえ、短編ばかりでも面白くない。

 

そこそこの長さの小説を分けて公開することにしました。

 

そこで、まず目を付けたのが、私の大好きな太宰治の書いた『魚服記』です。

 

(恐らく)性的虐待を受けていた15歳の女の子が、滝壺に飛び込んで死ぬ話です。

飛び込んだ後に、昔話の大蛇になったと思ったら、小さな鮒でしかなかった。

 

読者に様々な考えを想起させる作品です。

 

『魚服記』は全部で4章仕立てになっているので、4回に分けて公開します。

上の『沼』の2日後に、『魚服記(1)』を公開しました。

 

動画公開後の分析

 

動画がこちら。

youtu.be

 

この動画も、1日に2回再生されるペースです。

 

まだ公開から時間が経っていないので一概には言えませんが、「視聴者維持率」は非常に低いです。

どれくらい低いかというと、なんと10%

地味にショックです。

 

まぁ、リサーチ対象の再生回数が少ないですからね。

気にしないことにします。

 

それよりも公開後に、動画に表示してあるタイトルを間違えていることに気付きました。

 

本来は『魚服記』であるのに、動画だと『漁服記』と、魚の漢字を間違えているのです。

太宰好きを公言しておきながら、情けない。

 

しかし、私はこのミスを修正した動画を、再投稿はいたしません。

私が人生の哲学書としているジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木飛呂彦先生は、過去の失敗も全て自分として、訂正することを好みません。

 

私もその精神を模倣して、動画に表示するタイトルを修正するのは、次に公開する動画からにします。

 

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今後の方針

 

動画を公開するのにも慣れてきたので、少し読み方を変えてみようかと思っています。

今までも感情の起伏抑揚には気を付けていましたが、どの文章の間隔も同じくらいで、何となく淡々と聞こえてしまうきらいがあります。

 

「え?朗読、ここで終わり!?」となるくらい、もっと間を取ることを試してみようかと思ってますが、やり過ぎてもいけないので悩み中です。

 

朗読動画ではナレーションだけで勝負しようと決めていますが、最近は効果音とかBGMも入れたくなってきています。

 

とは言えそんなこだわっている時間もありませんし、ナレーションを聞かせる目的が変わってしまうので我慢しなければいけません。

 

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まとめ

 

色々と述べましたが、目先の結果に一喜一憂しないで、悠々と小説朗読動画の投稿を続けていきます!

 

以上

「週3本の小説朗読動画をYouTubeに投稿!その結果は?」でした♪