身を置く環境が大事!「朱に交われば赤くなる」で成長しよう
「正しい勉強の仕方」第69弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「周囲の環境によって自分も成長できる話」をします。
- 周囲の環境で自分も成長できる!
- 努力して良い環境に身を置こう!
前回の記事
前提
前々回から、環境によって一流に触れる機会が多くなり、その影響を受けて成長をしていける話をしています。
朱に交われば赤くなるってヤツだね
もちろん、最終的に大事なのは環境ではなく本人の意思と努力です。
あくまでも、環境が整っていると成長しやすいということです。
分かってるから大丈夫よ!
今回はそれを踏まえた上で、周囲の環境がいかに大事かを、私の体験を元にお話しさせていただきます。
環境が大事
北海道で1番の小学校
私は北海道で一番学力が高い、国立の小学校に通っていました。
国立って時点でね……
生徒たちは全道の学力テストでも結果を出しており、名実ともに一番の小学校でした。
ちなみに、「北海道教育大学教育学部附属札幌小学校」という長い名前です*1。
札幌市内に在住していれば誰でも受験資格はあるのですが、住民が500万人からいる北海道でのトップの小学校ですから、受験を経ても80人しか入学することしかできません。
校歌にも「北海全道の模範の誉れ 高く掲げられし我が校旗のもとに」とまであります。
小学生が歌う歌詞じゃないわね……
Wikipediaより引用
そんな学校ですから、入学前の6歳の時点で、子どもがお受験戦争を乗り越えるくらいの教育をしてくるわけです。
つまり、ほとんどの親がいわゆる上流階級の人間です。
上流階級?
私の友達の親は、医者や弁護士だらけでした。
すごい!
ちなみに私の親は当時、水道工事の職人でした。
いわゆる配管工ですね。
マリオです。
マリオいいじゃん!
学年80人の中で、親が職人をしている家庭は、私以外にありませんでした。
そういう学校なのね
友達の家庭は、車を何台も持つのが当たり前でした。
ベンツ3台持っている医者の家があれば、BMWやフォルクスワーゲンを持っている弁護士の家も、当たり前でしたね。
私の親が授業参観の時に軽トラみたいな車で行ったら、駐車場に入った時点で恥ずかしくてたまらなくなったそうです。
なんかすごい話だ
もちろん車で人間性までは決まりませんが、子どもの教育にお金を掛けることができる家庭が多かった証左です。
北海道で1番の中学校
そんな小学校から進むことになる中学校は、すぐ横に隣接されている、同じ国立の学校です。
北海道内での学力レベルでは、函館ラサールと1、2を争っていました。
1学年は120人と決まっており、内部進学が80人のため、外部からは40人しか取りません。
札幌市内の小学校で、学年トップの生徒がやっと1人合格できるレベルです。
すごい学校ね
なので中学校から附属に入った友達は、小学校からの内部進学組が霞むほど優秀な人達ばかりでした。
軽く例を挙げます。
水泳の大会とピアノのコンクールで全国にまで進んだ友達は、部活動のテニスでも北海道大会まで勝ち進みました。
さらにその後の大学受験では、筑波大学の医学部に現役合格しました。
万能過ぎない!?
別の友達は、中学三年生にして自分のホームページを開設し、時の政権与党の政策についての批評をしていました。
今みたいにインターネットが身近にない時代に、そこまでするのです。
その後の大学受験では京都大学に進学しました。
意識高い人なのね
他にも北海道大学医学部に進学した友達など、世間的に優れた大学に進学した人はたくさんいます。
その中学校から進学する高校ですが、この国立の教育大学には附属の高校がありません。
ここで必ず、生徒たちは外の学校に行かなくてはなりません。
大学はあるのに?
あえて外部に出させることで、甘えさせない方針だそうです。
そのため、ほとんどの生徒が札幌市内(北海道内)で1,2位を争う「北校」「南校」の公立高校に行きます*2。
偏差値70くらいなので、全国で見ても上位の学校です*3。
すごいのね
実際に内部にいると、それがすごいとは思いません。
みんなできて当たり前ですから。
次元は違いますが、灘高の生徒が東大に行って当たり前みたいなものです。
自慢話なのに、自慢のつもりじゃないんだろうなぁ
そんな中にいましたから、私も偏差値70は当たり前だと思ってました。
すでに過去にブログで話してますが、私は人生で一度も勉強をしたことがないまま中学三年生になっていたので、模試でも偏差値は30とか40とかでした。
ひど……
にも関わらず、偏差値70の学校でも当たり前に合格すると思って、受験勉強を始めたんです。
それは周りがそうだから、自分にとっても当たり前だと思っていたからです。
まぁ今思えば、全く根拠のない自信ですよね。
ダメじゃん
しかし何事も、やるまで努力すれば達成できるものです。
みんなと同じように自分もできると思っているから、途中で諦めないで勉強できたのでしょう。
その結果、わずか半年で、偏差値70の東京の高校に合格できたのです。
すごいわね
勉強するのが当たり前の環境だった、ということも大きな要因でしょうね。
私が勉強をするようになっても、茶化すような友達は一人もいませんでした。
志高い高校
次は私が高校の時の話です。
高校は私立の一貫教育校でしたが、志を持って大学受験をして、内部進学せずに外に巣立っていく生徒もある程度いました。
立派だなぁ
受験勉強をしないで楽できるなら、楽したくなるわよね
全体からしたらごくわずかでしかない割合ですが、その少数の受験生は東大や早稲田・慶應に当たり前のように合格しています。
私もその一人ですね。
結果、今は医者や弁護士になった友人や先輩後輩は、たくさんいます。
このブログで前に話したように、外交官もいますね。
アメリカの大学に行く友達も普通にいましたから、海外に進学するのも当たり前だと思ってました。
海外!?
大人になった今では、アメリカだけでなくヨーロッパにも、高校の同級生はたくさん住んでいます。
それもこれも、周りがそうだから、自分にとってそれが普通なのでしょう。
自分もできて当たり前、と思うのでしょうね。
同じ学校に通うってことは、元々は同じ偏差値の友達だもんね
余談ではありますが、同級生にはプロの漫画家や、武道館ライブをした歌手もいます。
先輩には衆議院議員がいればプロ野球の選手や監督もいますし、後輩には日本国民ならほとんどの人が知っているであろう女優もいます。
え、めっちゃ気になる!
みんな夢に向かって努力して、世界に貢献しようとしていたので、それが当たり前の学校でした。
以上が私の高校の時の話でした。
このように、自分が身を置く環境がすごく大事なことだ、と分かってもらえたと思います。
よく分かったわ!
大学の話は前々回にしたので、ひとまずは以上となります。
朱に交われば赤くなる
私の体験談を通して、「環境が大事」以外にも、もう一つ伝えたいことをお分かり頂けたでしょうか。
なになに?
それは、「良い環境にいれば、自分もそれに適応して成長できる」ということです。
なるほど!
私が勉強をしようと思った中学3年生の時に、その国立中学校でなく地元の私立中学校に通っていたのであれば、おそらく東京の偏差値70の高校に合格はしていないでしょう。
目指そうともしないよね
志を高く持った生徒が集まるその高校でなければ、日本で一番の私立大学である早稲田大学になんて、絶対に進学していません。
行けると思わないしね
朱に交われば赤くなるとあるように、良い環境にいれば、自分も知らず知らずのうちに成長できるものなのです。
子どもに良い教育を受けさせたい親は、学習環境に気を使いましょう。
自分自身を成長させたい学生は、努力して上の環境に身を置きましょう。
まとめ
- 周囲の環境で自分も成長できる!
- 努力して良い環境に身を置こう!
「環境の大事さ」についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ!
これだけ話をした上で、あえて最後にもう一度言いますが、どんな環境であっても最後に物を言うのは本人の意思です。
たとえ今は劣悪な環境であっても、腐らず倦まず弛まず、努力を続けましょう。
必ず報われます!
素晴らしいことね
以上
「身を置く環境が大事!『朱に交われば赤くなる』で成長しよう」でした♪