勉強で「何が分からないか分からない」の解決法!急がば回れ
「正しい勉強の仕方」第75弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は「何が分からないか分からない時の対処法」についてお話しします。
- 前のページから読み直そう
- 単元の最初からやり直そう
- 教科書の最初からやり直そう
何が分からないか突き止めよう
勉強をしていると、必ず分からないことが出てきます。
たとえば数学の問題であれば、何回読んでも、解答・解説を理解できない時があります。
僕は問題文から分からないけどね!
何で自慢げなのよ!
問題文を読んでいる時点で意味が分からない時も、もちろんあります。
実はそっちが分からない方が、問題の根は深いんです。
え!
解答・解説が分からない時は、少し見方を変えれば、つまり発想を変えれば、理解できることがあります。
しかし問題文の時点で理解できないとなると、それはもっと前の段階に原因があります。
ほら……笑ってられないじゃない
その場合はどうしたら良いと思いますか?
ど、どうしたらって……
勉強するしかないんじゃない?
では、何を勉強すればよいのでしょう?
えっと……数学?
めっちゃアバウト!
問題文が分からないと言うことは、自分で何が分からないかも分かっていない状況です。
それが一番、大変な状況なんです。
ドンドン不安にさせるね……
何が分からないかを把握さえすれば、その分からない対象を理解できるように、勉強すれば良いだけです。
解決は簡単ですね。
アンタにとっては簡単じゃないかもね!
うるさいよ!
実は教える側からしても、この「何が分からないか」「どこが分からないか」を突き止めるのが大事なことなんです。
相手が分からないことを把握せずに、闇雲に勉強を教えても成績は上がりませんからね。
確かにそうね
何が分からないか分からない時の対処法
少し前のページに戻ろう
さてそれでは、どうすれば何が分からないかを、見つけることができるのでしょうか。
それが分かれば苦労しないよ!
たとえば数学の教科書を読んでいて、理解できない箇所があったとします。
数学と言うのは、積み重ねてきた公式や解法を、利用したり応用したりして解いていく学問です。
私も数学は得意じゃないからなぁ
こういう時は、少し前のページに戻りましょう。
教科書には、何ページかに渡っての流れがあります。
恐らく前のページの時点で、正確に理解していない箇所があるはずです。
なるほど!
これは数学に限った話ではなく、理科や社会、英語でも同じことが言えます。
たしかに、教科書に流れってあるわよね
単元の最初に戻ろう
戻っても戻っても、どうにも理解できないところばかりの時は、思い切ってその単元の最初から読み直しましょう。
単元の最初?
例えば数学の二次方程式で、解の公式を使って解く問題が分からないとします。
解の公式ね!
何だっけ?
二次方程式の解き方です。
√(ルート)でも因数分解でも解けない時に、この公式を使います。
中学3年生で覚える公式よ
全然分からない……
解き方が分からないから問題が解けないのは、当たり前です。
こういう時はどうするんでしたか?
少し前のページに戻るのよね!
そうです。
少し戻って、解の公式を勉強し直します。
戻ったら解の公式を説明してるけど……意味が分からないよ
戻っても意味が分からない時は、もう少し戻ってみましょう
前には、√や因数分解の解き方が載ってるわ
分かるような……分からないような?
戻っても戻っても分かりません。
こうなると、そもそも二次方程式を理解できていないと考えられます。
思い切って、単元の最初に戻りましょう。
二次方程式の説明から載ってるわ
ここから順番に、理解しながら先に進んでいきましょう。
するとどうですか?
……えーっと。待ってね。二次方程式がこれで……
真面目に勉強してるわ
あ、これで√や因数分解の答えになるんだ……それで次が
解の公式に辿り着きましたね。
すぐに理解できるのかしら?
分かった!だから解の公式を使うんだ!
え、意外にやるじゃない!
そう、ちゃんと理解できたようですね。
このように、少し前に戻っても理解できない時は、単元の最初からやり直すのが効果的です。
急がば回れですね。
もちろんこれも数学に限った話ではなく、理科や社会、英語でも同じことが言えます。
教科書の最初に戻ろう
学校の勉強は積み重ねです。
前に勉強した単元を理解していないと、新たに学習する単元が理解できないこともあります。
そういう時は、理解できない単元の最初からやり直すだけでなく、教科書の最初からやり直すことも良い手段になります。
最初から!?
私自身の体験談ですが、中学3年生の時に数学が分からず、小学校の算数からやり直しました。
英語は中学1年生の教科書からやり直しました。
前にブログで話してたわね
この記事ですね。
分からない単元をなんとなく理解したつもりで、ごまかしながら先に進むのは、いわば砂上の楼閣です。
安定感の無いジェンガになったようなもの。
しっかりと基礎から積み上げていきましょう。
まとめ
- 前のページから読み直そう
- 単元の最初からやり直そう
- 教科書の最初からやり直そう
「何が分からないか分からない時の対処法」についてお分かりいただけたでしょうか。
よく分かったよ!
急がば回れって言葉がピッタリだわ
色々な対策がありますが、勉強に近道はありません。
一歩一歩、着実に力を付けていきましょう。
以上
「勉強で「何が分からないか分からない」の解決法!急がば回れ」でした♪